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子年の寳来飾紙作り♪橋本・妙楽寺、来年の幸せ祈る

来年の干支(えと)である「子(ね)=ねずみ」の寳来飾紙(ほうらいかざりがみ)」作りが、11月17日、和歌山県橋本市東家の嵯峨天皇勅願所・真言律宗「妙楽寺」=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=で行われた。
善男善女10数人が参集。岩西住職は友人僧侶で四国霊場第四十番札所・観自在寺の三好温人(みよし・おんじん)副住職・筆の「子」と「打出の小槌」の墨絵をアレンジした下絵を配布した。
善男善女はロウソク明かりに照らされる観音像、愛染明王像の前で、岩西住職とともに読経の後、カッターナイフを使って、来年の「家内安全」「無病息災」を祈りながら、下絵に沿って紙を切り抜いた。
完成した「子の寳来飾紙」を朱色の紙の上に載せると、打出の小槌の上に可愛いねずみが浮かび上がり、善男善女は「十二支の初年の寳来飾紙をつくることができた」「これで来年も元気に生きられる」と、全員、笑顔がこぼれる。
この「寳来飾紙」は、稲藁(いねわら)のない高野山で、弘法大師・空海が「しめ縄」の代用にしたと伝えられ、妙楽寺では平成25年(2013)秋から、善男善女に呼びかけて実施、今年で7回目になる。
岩西住職は「この寳来飾紙は年末のしめ飾りとともに、仏間や床の間、玄関などにお飾りください。家運を隆昌させ、魔を除き、福を招くしめ飾りです」と話していた。
写真(上)は綺麗に完成した「子の寳来飾紙」を披露する岩西住職の母・康子(やすこ)さん。写真(中)は観自在寺の三好・副住職が描いた「ねずみ」と「小槌」の下絵。岩西住職とともに「子年の寳来飾紙」づくりに取り組む善男善女たち。


更新日:2019年11月18日 月曜日 00:00

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