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児童ら「白ごま」蒔き初体験♪隅田小~胡麻豆腐材料

世界遺産・高野山の名産品・胡麻豆腐(ごまどうふ)の原材料づくりを学ぼうと、和歌山県橋本市隅田町の市立隅田小学校の4年生児童は6月14日、初めての「白ごまの栽培体験学習」に挑んだ。児童らは作業の後、降り出した小雨に「これで白ごまは育ってくれる」と喜んでいた。
橋本市農産物産地化事業に取り組む、同市経済推進部農林振興課が主催した。
今にも雨が降りそうな中、児童57人が同校西隣の仲完治(なか・かんじ)さんの畑の畦道に集合。農林振興課の三浦康広(みうら・やすひろ)課長補佐や、農業に詳しい仲さんの妻・絹子(きぬこ)さんらが指導した。
児童らは先ず、1人各15個の「生の白ごま」(直径約1ミリ)をコップに受け取り、黒い防草シートに覆われた長い畝(うね=1アール)のわきに整列。防草シートの丸い穴の下に見える土に、1穴ごとに白ごま5個を、そっと置くように蒔(ま)いて、やさしく土をかぶせた。
小森日向(こもり・ひなた)くんと、木村明日夢(きむら・あすむ)くんの2人は、「初めてのチャレンジだったけど、ちゃんと蒔くことができました」「収穫したら白ごまをご飯にかけたい。胡麻豆腐も食べたいです」と話した。
児童らは作業前、橋本市教育委員の吉田元信(よしだ・もとのぶ)元・近畿大学教授から、「白ごまを蒔いた後は絶対、水が必要です」と教わっていたので作業後、小雨が降り出すと、みんなほっとした表情を見せていた。
今後1週間程で発芽し、8月初旬頃に白い花を咲かせ、9月に実をつけ、10月には収穫となる見込み。児童らは折を見て、体験学習することになっている。
写真(上)は「生の白ごま」を受け取る隅田小学校の4年生児童たち。写真(中)は生の白ごま蒔きをする児童たち。写真(下)は隅田小の隣の仲さんの畑で三浦課長補佐らから、白ごま栽培の説明を聴く児童たち。


更新日:2019年6月15日 土曜日 00:00

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