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白ごま収穫、児童ら体験♡橋本・隅田小~食事楽しみ

台風一過で晴れ渡った9月8日、和歌山県橋本市隅田町の市立隅田小学校の3年生約50人は、校庭西側の畑で、白ごまの収穫体験をした。
地元農家の仲絹子(なか・きぬこ)さん(68)の畑で今年6月、3年生児童が白ごまの種をまき、発芽や開花、生長ぶりを見守ってきた。
仲さんは「この夏、長雨と日照り続きだったが、それでも茎の高さは1・5~1・8メートルまで生長。一つの鞘(さや)に白ごまが100粒ほど入っていそう」という。
この日、児童らは畑の畝(うね)に屈(かが)みこみ、白ごまの根元をハサミで切り取り、葉っぱを綺麗に除去して、「できた、できた」「見て、見て」と笑顔いっぱい。
収穫を済ませた畑中沙月(はたなか・さつき)さんは、「この夏は白ごまの白い花を見て楽しかった。きょうはハサミで太い茎を切るのが大変だったけど、白ごまの味が楽しみです」と話した。
この白ごまは約10日間、校内で乾燥させた後、児童が自宅に持ち帰り、ご飯にふりかけるなどして味わうことになる。
同市農林振興課の話では、地元農家の所得向上を目指し、平成28年(2016)から産地化事業に取り組んだ。これに伴い、同小学校では総合学習の一環として、昨年から白ごまの種まきや収穫体験などを実践している。
写真(上)は白ごまの茎の根元をハサミで切り取る児童の真剣な表情。写真(中)は刈り取った白ごまの茎を持って大喜びの児童たち。写真(下)は白ごまの茎や鞘を綺麗にする児童たち。


更新日:2020年9月9日 水曜日 00:00

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