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全国初・郵便局にAED設置!橋本市11局協力調印

和歌山県橋本市内にある日本郵便株式会社・計11郵便局=代表・江原充彦(えはら・みつひこ)・橋本郵便局長=は、心停止患者の救命機器「AED」(自動体外式除細動器)を各郵便局に常設することを決め、4月1日、同機器を貸与する橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=との間で、「AED設置・基本協定書」に調印した。自治体からAED貸与を受け、郵便局が救急救命に協力する取り組みは初めてといい、江原・代表は「地域の皆様方の安全安心に貢献したい」と誓っていた。
AEDとは、心停止(必ずしも心静止ではない)患者の状況を解析、その状況に応じて電的ショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる機器。
橋本、橋本東家、橋本古佐田、橋本山田、橋本三石台、橋本城山台、橋本紀見、隅田、学文路、高野口、高野口伏原の各郵便局は4月中に同市から貸与されたAEDを局内に設置。すでに各郵便局長は、AED使用研修を受講済みで今後、社員研修に広げる。
万が一、郵便局内や周辺で心停止などの傷病者が出た場合、局長らが応急手当を実施。状況に寄り貸し出す。対応できるのは当面、郵便窓口業務時間(午前9時~午後5時)内だが、各局で社員研修を進め、橋本郵便局は24時間対応、他局も可能な限り対応できるようにする方針。
この日、橋本市長応接室に日本郵便株式会社側から江原局長のほか、紀北地区副統括局長の葛原良昭(かつらはら・よしあき)・隅田郵便局長、伊都東部会部会長の原清隆(はら・きよたか)・橋本三石台郵便局長、伊都西部会部会長の黒川知英(くろかわ・ともひで)・高野口郵便局長、薗田茂文(そのだ・しげふみ)橋本郵便局総務部長、橋本市側から平木市長と橋本市消防本部の寺垣内守(てらがいと・まもる)消防長、田中康夫(たなか・やすお)同次長が出席。
平木市長と江原代表との間で調印の後、平木市長は「郵便局は市内全域で、各地域の中心にあり、高齢者をはじめ市民の出入りも多い。AEDの設置場所に最適と考え、お願いしたところ快諾をいただけた」と謝辞を述へ、江原代表は「橋本市内の11郵便局には計約180人の社員がいます。郵便配達や貯金業務などだけでなく、市民の安全を第一に考え、すみやかに態勢を整えて、地域に貢献したい」と語った。
写真(上)は調印式に臨む平木市長=左=と江原代表。写真(中)は橋本市内の郵便局に常設されるAED。写真(下)は基本協定調印式を済ませた平木市長と江原代表。


更新日:2016年4月1日 金曜日 16:02

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