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自分を褒める表彰状~子供ら制作~成長に役立つ

子供たちが「頑張った自分への表彰状」を制作するという、珍しい夏休みの木工教室が、和歌山県橋本市岸上の「きしかみ子ども館」=前田和(まえだ・かず)館長=で開かれ、公募で集まった子供たちが、表彰状の文章と額縁(がくぶち)作りに挑んだ。

講師は和歌山県の伝統的工芸品・紀州組子細工の制作者で、木工芸家の池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さん。参加者は市内各地から集まった小学校2年~6年生の8人と保護者の皆さん。

子供たちは、先ず「自分の長所や、自分の褒めてあげたいところ」を考え、それを紙に書いて、前田館長に提出。池田さんから、外枠(そとわく)や留金(とめがね)など、額縁の材料(高野霊木=高野杉)を受け取った。

池田さんの指導で、子供たちは、外枠に好きな色彩の塗料を塗り込み、凹凸部分をはめ込んで組み立て、2か所に七宝組子(しっぽうくみこ)を飾ると、美しい額縁(縦23センチ、横31センチ)が完成。

さらに前田館長が子供たちの提出した「自分への褒め言葉」をパソコンで印字、その表彰状を額縁に入れて飾った。

表彰状の中身は、例えば「お手伝いをして頑張った」「本を読むのが大好き」「赤ちゃんの子守をしています」などという、日常生活の中から、自分の心情・活動ぶりを発見したものばかりで、子供たちは自らの手作りの額縁入り表彰状を見て、全員、明るい笑顔に…。

この「頑張った自分への表彰状」の企画は、池田さんと前田館長の2人が、「子供たちの将来に役立つ〝ものづくり〟とは何か」を考え、立案した。

初めて開催した7月26日にも、5才児から中学1年生まで11人が参加。その〝ものづくり風景〟を見に訪れた橋本市の小林俊治(こばやし・しゅんじ)教育長は「これは素晴らしい企画」と称賛。今後、教育の一環として生かす可能性も出ているという。

前田館長は「自分の長所を発見し、自分を褒めると、新しいパワーが生まれます」と説明。「来年は、さらに自分を褒められるよう、頑張ってくださいね」と語りかけると、子供たちは「ハーイ」と元気よく応えていた。

写真(上)は「頑張った自分への表彰状」の制作に挑む子供たち。写真(中)額縁作りを指導する池田さん。写真(下)は完成した自分への表彰状を披露する子供たち。


更新日:2014年8月7日 木曜日 00:00

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