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子供相撲!敗者にも大拍手〜「いい根性してる」

子供の心身鍛錬と郷土愛を育てる和歌山県橋本市隅田町垂井の「隅田八幡相撲大会」(隅田相撲愛好会主催)が、4月29日、同神社境内・相撲場で開かれ、大勢の保護者らが見守る中、子供たちが熱戦を繰り広げた。
今年は地元の隅田、恋野、境原の3小学校と今月開校したばかりのあやの台小学校の児童ら計54人(男子45人、女子9人)が出場した。
寺本嘉幸宮司が土俵で祝詞(のりと)をあげた後、同愛好会の栢木(かやのき)義夫会長が開会の挨拶で「今年はあやの台小学校の子供たちが初めて参加しました。お互いに裸でぶつかり合って、いい友達になってください」と激励した。
冒頭、本部席から担当者が「相撲は礼に始まり、礼に終わります。たとえ負けても決して泣いてはいけません」とマイクで説明。名前を呼ばれた子供たちは、土俵にあがって一礼。中央で蹲踞(そんきょ)の姿勢をとり、行事が軍配を上げて、「はっきょい」と言った瞬間、目を見開いて立ち上がる。
小さな子が大きな子を土俵下に転がしたり、大きな子が小さな子を力尽くでねじ伏せたり。観覧席からは「がんばれ」「その調子」などと檄(げき)が飛びかい、たとえ負けても「いい根性してる」と、賛辞を浴びていた。
本部席では教育長や県議、市議らも観戦。次世代を担う子供たちの奮戦ぶりに、大きな拍手を送っていた。
写真(上)は気迫の立ち合いを見せる子供の相撲大会。写真(中)は立派な屋根付き土俵で取組前の準備体操を行う子供たち。写真(下)は熱戦を繰り広げる子供たち。


更新日:2013年4月29日 月曜日 21:14

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