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清楚、キュウイの花~「実は焼酎に」堀江さん
和歌山県橋本市隅田町垂井、画家堀江壽碩(じゅせき)さん(76)方で、5月27日、梅雨の頃に咲くキュウイの花が満開になっている。庭の垣根として約9メートルも這わせた雌(めす)のキュウイと、そのそばに植えた雄(おす)のキュウイで、往来する人たちが「まあきれい」と覗き込んでいる。
堀江さんは1級建築士でもあり、昔、果実農業をしたこともある。キュウイは普通、ぶどう棚にして栽培するが、堀江さんは庭の垣根にしようと、約10年前、自宅東側に植栽。幹からY字形に出た枝の一方を、高さ1・8メートル程度のところを東方に這わせた。また、授粉樹として雄のキュウイも植えた。
今では、枝ぶりもよく、大きな葉を茂らせ、いい垣根を形成。5月中旬から、雌は真っ白い花、雄は黄色っぽい花を開花。6月上旬まで見頃という。その後、小さな実が徐々に太り、11月には俵形のキュウイフルーツ(長さ約7センチ、直径約5センチ)を収穫する。
堀江さんは「私は農薬を使わず、自然のまま育てています。葉に隠れて下向きに清楚に咲くキュウイの花を愛で、そのフルーツは焼酎にして味わいます」と話した。
更新日:2011年5月27日 金曜日 14:21