朱塗りの鳥居をくぐると、しめ縄の紙垂(しで)が、さらさら風に鳴っていた。太鼓橋のそばの松葉も、ひょうひょうと風を切っている。半円形の太鼓橋は、5センチ程の積雪で、重々しく、ふだんは美しい陰影を落とす鏡池は、氷に閉ざされて … 続きを読む →