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高野山麓・橋本の妙楽寺・新本堂に本尊・薬師如来坐像ご御還坐♡岩西住職や崇拝者ら「落慶法会」チェロ奏者で作曲家のロビン・デュプイさん&尺八奏者の辻本好美さんの「記念コンサート」楽しむ♪

弘法大師・空海が創建した由緒ある和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺(みょうらくじ)本堂跡地に新本堂が再建され、御本尊・薬師如来坐像(県重要文化財)が御還坐、旧本堂前の灯籠2基も参詣口両脇に並び5月30日(土)「落慶法会&記念コンサート」が営まれ、岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職や崇拝者、再建協力者らが本堂再建・ご本尊還坐を寿(ことほ)いだ後、大勢の崇拝者が記念コンサートを楽しんだ。

同寺は弘仁11年(820)創建の嵯峨天皇・勅願所(ちょくがんしょ)で、空海の姪(めい)・如一尼(にょいつに)が初代住職となった名刹。戦国時代には焼失するなど、再興を繰り返したが、江戸時代末期には無檀家で「一堂一僧坊」まで荒廃。平成23年(2011)秋には、本堂が老朽化と暴風雨のため崩落・撤去。やむを得ず境内の大楠(直径約70センチ、高さ、枝張りとも約20メートル)も伐採した。

間もなく発足した同寺再興再建委員会=奥村浩章(おくむら・ひろあき)委員長=は、毎年冬至の頃、岩西住職や地元住民と共に「本堂再建の浄財」を求めて托鉢寒行を繰り返すなど尽力。今回やっと鐘楼門内の跡地(約100平方㍍)に質素な新本堂を建立した。

とくに本堂・山門の両柱上には、伐採した大楠製の長さ2・8メートルの虹梁(こうりょう)を渡し、中央に蛙股(かえるまた)、両端に木鼻(きばな)が飾られ神聖そのもの。旧本堂に祀られていた本尊・薬師如来坐像(県重要文化財)も御還坐し、旧本堂前の大きな灯籠2基は参詣口両脇に再建。夜間はしばらく灯火かがやくことにした。

広い境内(2350平方㍍)には令和6年(2024)、全国最大級の「お砂踏み霊場」を開設。四国88か所、西国33か所、紀伊西国33か所、嵯峨天皇ゆかりの34か所の計188か所の寺院名を刻んだ石柱を建立。各寺院の砂入り壺が各石柱前に納められ、石柱裏には奉納者名が刻まれている。

妙楽寺・本堂の落慶法要は同日朝、新本堂で営まれ、真言律宗総本山・西大寺執事の笹尾正憲(ささお・しようけん)僧正と妙楽寺の岩西住職ら僧侶数人が御本尊・薬師如来坐像に手を合わせて読経、同寺再興再建委員会や建設貢献者、大勢の参詣人らも新本堂完成を祝い御本尊に「家族安泰・世界平和」を祈っていた。

同寺再興再建委員会の奥村委員長は「新本堂を再建できたのは、由緒ある妙楽寺を思う皆様方のご支援のお陰です。これからも素敵な檀信徒が次々生まれ、深い歴史を取り戻してほしいです」と話している。

落慶記念コンサートは同日午後、東家コミュニティセンターで開催。名高いチェロ奏者で作曲家のロビン・デュプイさんと尺八奏者の辻本好美さんが出演。辻本さん作曲の「故郷想ううた」や美空ひばり作曲の「愛燦燦」、さらに唱歌「荒城の月」や富山県民謡「こきりこ節」などを演奏。満席の家族連れや友人グループから何度も拍手の波か起きていた。

写真(上)は落慶法要で挨拶する岩西住職。写真(中)は美しく完成した妙楽寺本堂。写真(下)は落慶コンサートで共演する辻本好美さんとロビン・デュプイさん。


更新日:2026年5月30日 土曜日 21:48

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