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橋本市文化賞に学術(人文科学)の岩倉哲夫さん、文化奨励賞に芸能(音楽)の鴇田恵利花さん受賞♡平木市長「文化振興に一層のお力添えを…」と讃える。
和歌山県橋本市の令和7年度文化賞・文化功労章の表彰式が11月6日、同市教育文化会館で行われた。文化賞は学術(人文科学)に貢献した同市高野口町小田の岩倉哲夫(いわくら・てつお)さん(76)、文化功労賞は芸能(音楽)に貢献した同市清水の鴇田恵利花(ときた・えりか)さん(37)で、平木哲朗市長から輝かしい表彰状が授与された。
岩倉さんは高等学校の教員として学校教育に携わる傍ら、歴史研究者として活動、退職後も研究を継続。原典史料を重視した研究姿勢を貫き、主に高野山領を研究領域としている。
代表的論文として「高野山領の殿原層(1)官省符庄を中心として」(1973)、「高野山領志富田壮における番頭職の性格」(1974)、「中世高野山領の鋳物師―伊都を中心として」(1997)、「伊都郡東家館の考察」(1999)、「官省符庄―政所―族と庁番殿原」(2000)、「中世の市場と通行税 紀の川流域の市場と粉河市場に関する研究」(2014)。
さらに「真田幸村の九度山脱出と真田丸に関するー考察」(2016)、「小牧長久手の戦いと紀州」(2017)、「高野山領と山伏」(2018)。「室町時代の紀伊国守護体制について 大内義弘の時代」(2021)などを執筆。
市町村史では「橋本市史」「海南市史」かつらぎ町史」「那賀町史」「九度山町史」などの執筆・編集。中央公民館の「ふるさと再発見市民講座」では橋本・伊都の歴史・文化などの講座を開き、地域史の発信・啓発に貢献している。
鴇田さんは3歳からピアノを始め、第56回全日本学生音楽コンクール大阪大会中学校の部第2位、ヴァルセシア国際コンクールジュニア部門第2位など、幼少期から国内外のコンクールで数多くの受賞歴を重ねてきた。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器学科ピアノ専攻を卒業、同大学大学院修士課程を修了。学部卒業時に同声会賞を受賞。修士課程では大学院音楽研究科ののティーチングアシスタントを務めるなど研鑽を積んできた。
大阪、京都、ルガーノ(スイス)、ニューヨークなどでリサイタルを開催。藝大フィルハーモニーアやニューヨークシティーオペラオーケストラとの共演など国際的に活躍中。
県内では2011年第39回和歌山県新人演奏会で特別奨励賞を受賞。「きのくに音楽祭2020」ではショパン作曲ピアノ協奏曲第2番(弦楽六重奏版)などを演奏している。
平木市長は文化賞の岩倉さんに「橋本・伊都の歴史や文化などについて講座を開かれるなど地域史の発信・啓発に貢献されました」、文化奨励賞の鴇田さんに「藝大フィルハーモニーアやニューヨークシティーオペラオーケストラと共演するなど、国際的に活躍されています」とそれぞれ表彰状を授与。「輝かしい功績に心から敬意を表しますとともに、本市文化の振興になお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます」と讃えた。
写真(上)は平木市長から文化賞を授与される岩倉さん。写真(中、下)は文化奨励賞を授与された鴇田さん。













