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世界遺産・慈尊院~高野山・壇上伽藍の「町石道」復旧10月18日~往来OK♡高野山案内犬ゴンちゃん(石像)に参詣人ら「ありがたい」と合掌♪
弘法大師・空海の御母公を祀る高野山麓・九度山町の慈尊院と高野山・壇上伽藍を往来する世界遺産・町石道は、豪雨・土砂崩れなどで一部通行禁止になっていたが10月18日(土)に全面解除、約2年4か月ぶりにすべて往来できるようになり、多くの参拝者は「とてもうれしい」と感謝している。
高野山(標高約850㍍)参詣の町石道(約24キロ)とは昔、高野山が女人禁制だったため、弘法大師の御母公が慈尊院で起居。空海は母との会いたさに毎月九度、往来した神々しい古道と言われ、今なお遍路姿などの檀信徒や家族・友人グループらが歩行参拝している。
昭和・平成には慈尊院に住みついた高野山・案内犬ゴンちゃんが連日、参詣人を優しく先導、「お大師様の使いの名犬」として愛されたが、平成14年(2002)6月、老衰のため永眠。安念清邦(あんねん・せいほう)住職=は、境内の一画に白石の高台を設け、空海とゴンちゃんの石像を祀った。
多くの参拝者は空海の御母公やゴンちゃんに感謝・合掌。「家族安泰」「世界平和」などを祈願。町石道を登る高野参詣人は、石の上にもお賽銭を捧げている。
今回の町石道・復旧を知った家族連れらは、「とくに参詣人は大喜びのことでしょう。ゴンちゃんもホッとしていると思います」とほほ笑んでいる。
写真(上)は慈尊院に祀られたゴンちゃんの石像。写真(中)は境内の噴水手前から眺めた空海・ゴンちゃん石像。写真(下)は慈尊院からの町石道・登り口風景と石上に捧げられたお賽銭。
更新日:2025年10月16日 木曜日 15:40













