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「時を紡ぐ音~500年の伝統とニューヨークの響き~」加野景子ヴァイオリン、市川純子ピアノ演奏=7月21日(祝)橋本・みそや呉服店「楽しんでね♪」
室町時代の創業と伝わる老舗(しにせ)和歌山県橋本市の「みそや呉服店」で7月月21日(祝)、名高いヴァイオリン、ピアノ演奏家による「時を紡ぐ音~500年の伝統とニューヨークの響き~」が開かれる。
主催する「みそや呉服店」の谷口善志郎(たにぐち・よしお)社長は「音楽という〝今この瞬間の芸術〟を通して過去と現在、そして未来をつなぐ静かであたたかな時間を、皆様と分かち合えることを楽しみにしています」と言っている。
出演者は日本生まれで東京芸大卒業後、ニューヨークを拠点に活動中のヴァイオリニスト加野景子(かの・えいこ)さん、ピアニスト・市川純子(いちかわ・じゅんこ)さんの2人。加野さんは米英で30年以上演奏活動、今はニューヨークで3児の母として奮闘中で「人生は一度きり」を信条に「音楽を通じて人と人のつながりを育んできました」と述べている。
「みそや呉服店」は明応4年(1495)創業とされ、当初は「味噌屋」、途中「味噌屋と呉服屋」、今は「呉服店」と変遷。現在の店舗兼住宅は、明治17年(1884)建造の木造2階建て瓦葺き母屋、離れ座敷、上蔵、下蔵の計4棟ある。
平成30年(2018)4月には、同店修築1周年記念コンサートを開催、谷口社長の姪(めい)で映画・テレビ音楽の作曲&ピアニストの平井真美子(ひらい・まみこ)さんが演奏、大勢のファンが音楽とともに日本建築の良さを堪能した。
今回の「時を紡ぐ音」コンサートは午後3時30分開場、同4時開演で座席数は50~80席。チケットは1枚2800円。問い合わせ=谷口社長(090・2195・8531)、FM橋本の中野豊信・元報道部長(080・5003・9775)。
写真(上)は加野景子さん。写真(中)は同改築1周年記念コンサート風景。写真(下)は当時の平井真美子さん。