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新堂で子安地蔵尊の落慶法要♡橋本の真言律宗・妙楽寺~薬師如来坐像前ではお花祭り♪

和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=は6月7、8両日、同寺鐘楼門近くにお堂を新設し、崩壊した旧堂の子安地蔵尊を祀って法要、本尊・薬師如来坐像(県指定文化財)を祀る仮本堂でお花祭りを営んだ。

 

同寺は嵯峨天皇・勅願により弘仁11年(820)、弘法大師が開創、姪(めい)の如一尼(にょいちに)が初代住職を務めた古寺。やがて無住寺・無檀家となったため、老朽化した本堂も巨木も撤去。今はご本尊・薬師如来坐像と江戸時代建立の鐘楼門だけが残存している。

 

地元有志による同寺再建再興委員会=奥村浩章(おくむら・ひろあき)委員長=は「托鉢寒行」などで資金を募り、すでに日本最大の「お砂踏み霊場」(石柱188基)を落慶、さらに本堂再建を目指している。

 

6月7日は「子安地蔵尊」前で、岩西住職や同委員会役員ら7人が落慶法要、8日は岩西住職の母・康子(やすこ)さんと地元女性らが仮本堂に集まり、灌仏会(かんぶつえ)を営み、薬師如来坐像に合掌、お釈迦様の誕生を祝っていた。

奥村委員長は「多くの皆様のお力添えで、大切な夢が実りつつあります」と感謝していた。

写真(上、中)は新しいお堂に祀られた子安地蔵尊。写真(下)はお花祭りで薬師如来坐像に手を合わす岩西康子さん=右。


更新日:2025年6月8日 日曜日 17:02

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