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弘法大師ご生誕1250年ご奉祝「世界平和」祈る♡神仏習合の世界遺産・丹生都比売神社で九州修験会の山伏約30人

弘法大師・空海と縁の深い神仏習合の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(にう・こういち)宮司、和歌山県かつらぎ町上天野=で6月6日、世界平和を祈る「奉祝 弘法大師ご生誕1250年・柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)」が行われた。

同神社は弘法大師に高野山を授けただけでなく、葛城・大峯・高野の3修験道とも交わり深く共に大護摩供を執行。今回は真言宗に僧籍を置く九州修験会が厳修した。

この日、丹生宮司が奉祝祭で祝詞(のりと)奏上後、山伏約30人が弁柄色の輪橋を越えて境内に参集。弓矢で聖域を結び清めた後、護摩壇(高さ約1・2㍍)に火を放つと、炎と猛煙が立ちのぼり、人々の願いを込めた護摩木(1000本以上)を投げ入れて諸願成就を祈った。

この後、裸足(はだし)で火渡りする火生三昧(かしょうざんまい)が行われ、大勢の善男善女が手を合わせ、山伏に見守られながら、一心に歩いていた。

同神社は超1700年前の創建で、主祭神は天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神である丹生都比売大神。創建約500年後に弘法大師・空海に高野山を貸与した「神仏習合」初の神社で修験道とも交わり深い。丹生宮司は「弘法大師ご生誕をお祝いし、皆様と共に世界平和をお祈りしました」と話していた。

写真(上、下)は勢いよく火炎を上げる護摩壇と人々の諸願成就を祈りなが護摩焚きする修験者。写真(中)は山伏に見守られながら火渡りする善男善女たち。


更新日:2023年6月6日 火曜日 20:19

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