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中空にでっかい宿り木、地には無数の草藤あざやか♡高野山麓・橋本~はつ夏の自然風景、人々の心いやす

和歌山県橋本市高野口町の「かご池」のほとりで、心地よく晴れた5月21日、ケヤキ(欅)の巨樹に、超でっかい宿り木(やどりぎ)が大きく丸く寄生、地上では紫の房のような草藤(くさふじ)が無数に咲いて、はつ夏の日を浴びながら、涼風に吹かれていた。

宿り木とは、樹木の上部に鳥の巣のような球形に寄生する植物。かご池のほとりの宿り木は滅多に見られない直径約2㍍もの大きさで、梢付近の新緑の中に3球も寄生。まるで怪鳥の巣ではないかと錯覚しそうな形状。

近くの道路わきなどでは、草藤の花が咲き誇り、紋白蝶のカップルが楽しそうに飛びまわり、遥か南では高野山とその連峰が霞んでいる。たまたまこの宿り木を見上げた高齢者は「ソフトボール程度の大きさなら知っているが、こんなでっかいのを見たのは初めて」と目をぱちくりさせて「さすがに自然はすごい」と笑っていた。

宿り木は「永遠の命の象徴」とされ、その花言葉は「忍耐」「困難に打ち勝つ」である。

写真(上、下)は橋本市のかご池付近の巨樹の梢付近に寄生した珍しく大きな宿り木。写真(中)は近くの道路沿いで群生開花した無数の草藤。


更新日:2023年5月21日 日曜日 20:56

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