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応其上人と千利休の茶会「千の光継ぐもの」♡やまと語りべ・やすきひろこさんら出演~3月26日、橋本の応其寺~語り・演奏・お茶席楽しく

真言密教の聖地・高野山を、豊臣秀吉の兵火から救った客僧・木喰応其(もくじきおうご)上人と、秀吉側近の茶人・千利休(せんのりきゅう)物語…。

やまと語りべ・やすきひろこさんは3月26日(日)、和歌山県橋本市の応其寺で、「千の光を継ぐもの~応其と利休の茶会~」と題して上演する。

和文化伝承館つぐやが主催。「語り・演奏・お茶席など、盛りだくさんの内容なので、皆様に雅(みやび)なひと時を過ごしていただきたい」としている。

木食応其上人は、その名の通り木の実、草の実だけを食べた修行僧。戦国時代、豊臣秀吉を説得して、高野山焼打ちを阻止。さらに秀吉に協力して高野山に金堂や大塔などを建立、再興に尽力した。

天正15年(1587)には、高野山麓・紀の川に架橋、秀吉の許諾を得て塩市を開き、舟運を活発化させ、橋本繁栄の基礎を築いた。応其寺は上人創建である。

千利休は戦国時代~安土桃山時代の茶人、わび茶(草庵の茶)の完成者で、茶聖とも讃えられた。
とくに豊臣秀吉の側近で、秀吉が旧主・織田信長から継承した「御茶湯御政道」の中で多くの大名に影響力をもった。しかし、秀吉との関係に不和が生じ、最後は切腹・粛清された。

今回の「千の光を継ぐもの~応其と利休の茶会~」は、それを基にした物語で、やまと語りべ・やすきひろこさん、横瀬智也(よこせ・ともや)さんが出演、

パーカッションはユンツボタジさん、箏・十七弦は山田裕子(やまだ・ゆうこ)さん、丸岡早苗(まるおか・さなえ)さんが演奏する。

当日午後1時開場、同2時開演。入場料2000円(お抹茶、お菓子付き)。コロナ対策でマスク着用や検温が必要(発熱、咳などの症状がある場合は、参加できない。)問い合わせ・申し込みは和文化伝承館つぐや=電話050・1355・7334、 090・9166・8518(山田さん)へ。

写真(上)は応其寺境内の応其上人座像。写真(中)は応其寺・山門。写真(下)はやまと語りべ・やすきひろこさん。


更新日:2023年2月25日 土曜日 21:06

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