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高野山真言宗金剛峯寺・葛西座主管長に枝垂れ桜寄贈♡畑野参与ら嵯峨天皇・浄菩提院の庭で記念植樹
世界平和と人々の幸せを祈る高野山真言宗・総本山金剛峯寺の葛西光義(かっさい・こうぎ)第414世座主(ざす)管長(81)の尽力に感謝する初の「枝垂れ桜寄贈・記念植樹」が11月11日、高野山の嵯峨天皇ご菩提所・浄菩提院の庭で営まれた。
葛西座主・管長は高野山出身で高野山大学卒業。同町の大本山寶壽院(ほうじゅいん)門主で高野山成就院(じょうじゅいん)住職。
弘法大師の御名代である金剛峯寺第510世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)を務めた後、平成30年(2018)11月15日に座主・管長に就任(任期4年間)。その入山式で弘法大師・空海の「高野山開創の心と教えについて、時空を超え実践したい」と誓い献身してきた。
この日、高野山真言宗の畑野富雄(はたのとみお)参与(74)から、葛西座主・管長に感謝の枝垂れ桜(高さ約3㍍、直径約10㌢)、高野山の藤原祐寛(ふじわら・ゆうかん)画僧(82)からは自筆絵画「祈り」を寄贈。
午前10時、高野山・大師教会前の嵯峨天皇ご菩提所・浄菩提院の庭で、枝垂れ桜の記念植樹が行われ、葛西座主・管長と畑野参与が根元に土をかぶせて合掌。畑野参与は「かつて葛西座主・管長から、高野山に美しい枝垂れ桜があれば、とお聞きしたのを思い出し、今の機会にご寄贈致しました」と挨拶。
葛西座主・管長は「あなたは宗祖大師宗信の念篤く、高野山の護樹・緑化に献木されました。そのご功績を讃えます」と感謝状を贈った。
この後、金剛峯寺で藤原祐寛(ふじわら・ゆうかん)画僧は「祈り」と題する自筆絵画を寄贈。葛西座主・管長、畑野参与とともに記念撮影。お茶を飲みながら歓談した。
畑野参与は橋本市の繊維会社・元社長で橋本商工会議所会頭などを歴任。「今年は自社創業50周年の節目なので、何か貢献をと枝垂れ桜を寄贈させていただきました。誠に光栄に存じます」と話していた。
写真(上)は枝垂れ桜を記念植樹する葛西座主・管長と畑野参与。写真(中)は植樹後の枝垂れ桜の前で記念撮影する葛西座主や畑野参与ら。写真(下)は藤原画僧の絵画「祈り」=左は葛西座主・管長、右は藤原画僧と畑野参与=金剛峯寺で。