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ウクライナの歌姫・ナターシャさんチャリティーコンサート♡子どもたちも大感激~橋本のユネスコ協会と国際親善協会共催

ロシアに侵攻されているウクライナ出身の歌姫・ナターシャ・グジーさんのチャリティーコンサートが、このほど和歌山県橋本市産業文化会館(アザレア)で開かれ、そのやさしく清らかな歌声に約600人が感激。ナターシャさんが平和と祖国支援を訴えると大拍手が起きていた。

橋本ユネスコ協会と橋本市国際親善協会による県内初開催で、コンサート収益金は「ウクライナ人道支援」に使われる。

ナターシャさんは6歳のとき、父が勤めていたチェルノブイリ原発で爆発事故があり、そこから3・5キロの近距離で被曝、各地で避難生活の後、キエフ市に移住した。

ウクライナ民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳の頃から音楽学校(専門課程)、

2000年から日本語学校で学び、音楽活動を繰りひろげ、その水晶のような歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きから「
ウクライナの歌姫」と慕われている。

今回は唱歌「故郷(ふるさと)」など11曲を披露すると、橋本のきのくにこどもの村学園の子どもを含む約600人の拍手でいっぱい。

橋本ユネスコ協会の後藤加寿恵(ごとう・かずえ)事務局長の話では2010年、ウクライナ民族音楽舞踊団が橋本で公演し、団員が会員宅などで3日間ホームステイ。翌年には橋本市民がウクライナでの「再会ツアー」に参加するなど、親しく交流を重ねてきた。

今回は、ロシアのウクライナ侵攻が続く中、後藤事務局長が、ナターシャさんの大阪公演で、彼女の歌とバンドゥーラの響きに感激。主催者(ボランティア)に「ぜひ橋本でも開催したい」と頼んで快諾され実現。「ナターシャさんの歌は清らかで素晴らしい。世界の人々に歌心さえあれば、戦争など起きないと思います」と話していた。

写真(上)はナターシャさんの橋本のチャリティーコンサート。写真(中)はナターシャさんに花束を贈るきのくにこどもの村学園の子どもたち。写真(下)は今回のチャリティーコンサート開催に努めた後藤事務局長=橋本の応其寺で「平和の鐘」鐘をついた後、手を合わせる後藤事務局長。


更新日:2022年10月1日 土曜日 18:10

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