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橋本名物「はたごんぼ」掘り体験・児童ら大歓声

和歌山県橋本市の市立学文路小学校の児童たちは1月14日、同市南馬場産直市場「くにぎ広場」近くの畑で、ふる里名物「はたごんぼ」(畑ゴボウ)の掘り起し作業を体験した。

この「はたごんぼ」は、同市西畑の国城山(標高552メートル)山腹で、江戸~明治~大正と栽培され、昭和初期に途絶えたが、平成20年(2008)には、地元有志グループ地域づくり「国城プロムナード」が復活させた。

今は農事組合法人・くにぎ広場農産物直売交流施設組合が栽培。「くにぎ広場」で加工・販売され、「太くて長く柔らかく、うまい」と人気を博している。

はしもと河南地区活性化協議会=堀内和久(ほりうち・かずひさ)会長=は、郷土の「はたごんぼ」の歴史を伝えようと、子供たちの「ふるさと学習」に協力。学文路小3年生14人は今年5月、同畑にはたごんぼの種をまき、堀内会長から「はたごんぼ」の歴史を学んだ。

この日、同協議会は先ずユンボ゛で畑を掘削。児童らは冬帽子に軍手、長靴姿でその中に入り、小さなスコップで土を掘り、はたごんぼを引っこ抜いた。

大きなのは長さ約1メートル、直径約7センチもあり児童らは、「すご゜い」「やったぁ」と大歓声。関係者が「持って帰りや」というと、「もったいない。市場で売った方がいい」などと言って笑顔でいっぱい。前日は同市立清水小学校の児童も同じ体験学習をしており、子供たちにとって生涯大切な思い出になりそう。

写真(上)は自分たちで掘り起こしたでっかい「はたごんぼ」を頭上にかざし、大喜びの子どもたち。写真(中)は学文路小児童のはたごんぼ掘り体験学習風景。写真(下)は子供たちが収穫した素敵な「はたごんぼ」の山。


更新日:2022年1月14日 金曜日 14:07

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