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高野山・清浄心院〜「文化歴史研究所」開設へ

和歌山県高野町の高野山別格本山・清浄心院(しょうじょうしんいん)=池口恵観(いけぐち・えかん)住職=で、戦国武将・上杉謙信の書状などが見つかり、今秋、これら山内の歴史文化を伝える、「清浄心院、高野山 文化歴史研究所」が開設されることになった。

高野山開祖の弘法大師・空海は、高野山・奥の院御廟(ごびょう)に入定。千年杉に覆われる参道沿い一帯には、約20万基もの墓地がひろがる。

清浄心院は、その参道入り口・一の橋のそばで、檀家・上杉謙信の霊屋(重要文化財)などを管理。戦国武将の尊崇した有名寺院である。

昨年12月、寺内で保管中の寺宝箱(約50個)の一部を調べたところ、檀家・上杉謙信が改名する前の「長尾景虎」名の花押・署名入り書状や、見事な武将画の掛け軸などが見つかった。

そこで清浄心院では、今年11月に「清浄心院、高野山 文化歴史研究所」=木下浩良(きのした・ひろよし)所長=を開設。「見つける 伝える」をテーマに、高野山と寺内所蔵典籍・文化財の調査・研究・管理、発信に取り組むことにした。

清浄心院では現在、長尾景虎(=謙信)花押・署名の書状や武将画の掛け軸を展示中で、今後も山内・寺内の文化発信に努める。

顧問は高野山大学密教文化研究所の佐藤隆彦(さとう・たかひこ)所長で、メンバーは高野町の平野嘉也(ひらの・よしや)町長、中本名玉堂の中本勝也(なかもと・かつや)社長、一の橋天風の馬場麻美(ばば・あさみ)女将、清浄心院の松村篤史(まつむら・あつし)事務局長ら。

開設記念交流会は11月6日(土)午前10時〜11時、清浄心院・大広間で開催。「高野山と戦国武将」をテーマに、高野山霊宝館の大森照龍(おおもり・しょうりゅう)館長や平野町長、木下所長のトークショーがある。参加無料。要予約(電話=0736・56・2006)。

また11月6、7両日、護摩堂・鳳凰奏殿で「氏神祭り」(商売繁盛、家門繁栄)を営み、午前11時〜午後3時に御開帳、午後1時〜午後3時に護摩祈祷がある。参拝無料。

写真(上)は特別公開中の長尾景虎(謙信)署名と思われる書状。写真(中)は戦国武将の描かれた掛け軸。写真(下)は奥の院参道・一の橋たもとの清浄心院。

更新日:2021年10月1日 金曜日 00:00

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