ニュース & 話題

桜満開、鈴の緒揺らす♡妙楽寺の愛宕山~夜は丸い月

和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺の愛宕山(あたごさん)で3月29日、参道も境内も桜が満開となり、昼は神聖な風がそよぎ、夜はまん丸い月があらわれ、寿(ことほ)いでいた。
愛宕山は、市街地北側の小高い丘で、本殿に通じる参道沿いに染井吉野が林立。約80段の長い石段は、桜のトンネルが続く。
本殿には将軍地蔵尊を安置。境内では約40年前の大型台風で倒れながらも、地元住民の努力で復活した樫(かし)の巨木が生き生き。その周辺でも数本の桜が咲き誇っている。
さすがに観光地ではないので、人影もまばらだが、時折、お年寄りや若いカップルらが参拝。しめ縄と紙垂(しで)のもと、ちゃりんと賽銭をあげ、鈴の緒を揺らして拝礼している。
夜になると、前夜の雨月が煌々とあらわれ、春爛漫の桜の命を褒めたたえている風情。
JR・南海橋本駅近くの飲食店主(70歳代女性)は、「友だちと二人で歩いて、愛宕山と杉村公園の桜を見てまわり、南海・御幸辻駅から、電車で帰ってきました。とても桜が美しかったので、心地よい疲れですよ」と話していた。
写真(上)は橋本の真言律宗・妙楽寺の愛宕山で満開の桜と参拝者の後ろ姿。写真(中)は愛宕山の樫の巨木と満開の桜。写真(下)は桜を寿ぐような丸い月。


更新日:2021年3月30日 火曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事