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春雨に紅梅うるむ♡林道行者七霞線〜松杉も墨絵に
和歌山県橋本・高野両市町の紀伊山地は、3月13日、糸のような春雨におおわれ、山の紅梅も、観音堂も、七霞(なながすみ)林道も、この季節特有の瑞々しさを繰り広げた。
同市谷奥深(たにおぶか)の峠道から眺めると、眼下の峡谷は、その地名通り、かなり奥深く、日本建築の民家も美しい梅林では、紅梅の花が真っ盛り。山々の稜線は、雨雲にしっとり霞んでいた。
同町の〝富貴の盆踊り〟の舞台・観音堂(通称・踊り堂)前の桜の枝々は、濡れて赤らみ、無数の雨粒がきらり輝いている。
同市北宿へ山越えする、林道・行者七霞線の山頂付近では、かなり背丈のある松や杉が、まるで墨絵のように林立。とても下界では見られない夢の世界を呈していた。
富貴地区には、住民有志で運営する「やきもちカフェ」など、幾つかの人気店舗があり、今春も都市部から訪れる人々が、ドライブや飲食、散策で心癒されそう。
写真(上)は春雨のなか紅梅も美しい橋本市谷奥深の風景。写真(中)は雨粒が輝く観音堂前の桜の木。写真(下)は墨絵のように美しい林道・行者七霞線の松・杉林の風景。
更新日:2021年3月14日 日曜日 00:01