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どんど焼き♡無病息災祈る~橋本・妙楽寺の愛宕山
和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=の愛宕山(あたごさん)で1月15日、わが国の新年伝統行事「どんど焼き」が行われ、地元の善男善女が無病息災を祈った。
同寺は820年(弘仁11)、弘法大師・空海が創建した嵯峨天皇の勅願所(ちょくがんしょ)で、愛宕山は北側の高台にあり、愛宕権現を祀る。
どんど焼きは地元有志でつる「あたご会」=笹山積穂(ささやま・みずほ)会長=が主催。境内に古い間伐材を井形に積み上げ、四方に青竹を立て、紙垂(しで)飾りをして、結界を設けた。
この日朝、岩西住職の読経に従い、訪れた善男善女約30人も合掌して、それぞれ持参した古いしめ縄や門松、御札などのお焚き上げをした。
初めに白煙が高々と立ちのぼり、やがて、すべてが真っ赤な炎と化して、夢のように消えていく。善男善女はその「どんど焼き」の光景を見つめながら、新型コロナ終息と家族安泰に願いを込めていた。
写真(上)はどんど焼きで正月飾りなどのお焚き上げをする「あたご会」の人たち。写真(中)どんど焼きで真っ白い煙が立ちのぼる。写真(下)愛宕山のどんど焼き風景。
更新日:2021年1月16日 土曜日 00:00