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高野の花たち(163)別名十薬のドクダミの花

ドクダミはドクダミ科ドクダミ属で、道端や野原など平地の半日陰に普通に生える多年草です。別名をドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)などと呼ばれています。
茎は高さ15~30センチで、葉は心形で柔らかく、茎の先端に白い花と淡黄色の雄しべ雌しべを穂状につけます。花言葉は「白い追憶」「野生」など。花びらを沢山つける美しいヤエ(八重)ドクダミもあります。
独特の香りはあまり好まれませんが、私の好きな花のひとつです。それはお寺参りをした時のこと。小さなガラスの花瓶に何気なく生けられていたドクダミを初めてみて、愛らしい花であることに気づきました。
それまでは、強い匂いのせいで、じっくり見たことがなかったからです。しかし、この花は私たちの生活に密着しているのです。お茶にすると体内の解毒としての効果があります。
私はドクダミで化粧水を作ります。1、2年ホワイトリカに漬け込みむだけですが、出来上がりは琥珀色で、肌にすーっと馴染み、心地よく気に入っています。化粧水にすると匂いはほとんどありません。
ほかに山で虫に刺されたとき、生の葉をその部分に当てるとよいともいわれています。いろんな効能あるので「十薬」とも呼ばれています。
今高野山の奥の院で沢山咲いています。(M記)


更新日:2018年7月11日 水曜日 22:01

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