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太陽・飛行機雲・噴煙?!~橋本の空一変、台風注意
過去最大級という台風10号が、日本の南海上を北上中の9月5日午前、和歌山県橋本市は太陽が照りつけて、飛行機雲が尾を引き、午後は積乱雲が盛り上がって、雷雨に見舞われた。
9月に入ってからの橋本地方は夜間、スズムシやコオロギ、クツワムシの声がわきはじめ、初秋の趣(おもむき)を感じさせるが、5日正午過ぎの気温は33度で、まちはカンカン照り。
同市岸上の紀の川のほとりに立つと、眩しいばかりの太陽の下を、旅客機らしい飛行機が、西から東へぐんぐん進む。それとともに青空には、まるで白鳥が水尾(みお)曳くように長い雲が生まれてきた。
それでも暫くすると、国城山の空に火山の噴煙とも見誤りそうな、雲が沸き立ち、やがて見渡すかぎりの暗雲におおわれ、午後4時頃からは雷鳴(らいめい)とともに土砂降りの雨。夜になると、今度は星と月が輝き、まさに星月夜となった。
飛行機雲も、噴火まがいの雲も、美しい星月夜も、すべて命の喜びとともに、大型台風への警戒心を与えてくれる。
ネット情報によると、橋本地方は5日夜まで「河川の洪水や低い土地の浸水」に注意が必要。橋本市危機管理室は市民に対し、この秋も、超大型台風に備えて、ハザードマップマップを開くなど、防災対策を呼びかけている。
写真(上、中)は太陽の下を進む飛行機と水尾のような雲。写真(下)は国城山に出た噴火山の煙のような迫力いっぱいの白雲風景。
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更新日:2020年9月6日 日曜日 00:00