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でっかい「羊雲」が出現!橋本・紀伊山地の大空

和歌山県橋本市を流れる紀の川南岸の紀伊山地の大空に8月19日夕刻、とてつもなく大きな羊雲(ひつじぐも)があらわれ、たまたま空を見上げた市民らを「あっ」と驚かせた。
巨大羊雲が出現したのは、午後5時50分~同6時20分頃。橋本市東家の愛宕山(あたごさん)付近から見ると、東は奈良時代のヒロイン中将姫伝説で名高い同市恋野の雲雀山(ひばりやま)付近から、西は紀の川・橋本橋南側の国城山系の山々にかけての大きさ。
羊雲は七色の西日を浴びながら、どっしりと横たわった紀伊山地を北東方向へ歩いていた。
この羊雲は、かつて山口百恵さんが歌った「いい日旅立ち」(谷村新司さん作詞・作曲)の「羊雲をさがしに…」という、懐かしくも可愛い雰囲気と違って、まるで昭和29年(1954)封切の東宝・怪獣映画「ゴジラ」(第1作)を連想させる巨大なスケール。
この季節、神社仏閣や民家の庭では白木槿(しろむくげ)が咲き、あちこちの草むらでは螽斯(きりぎりす)が鳴く。大空には次々と白雲があらわれ、その形は、ただの白い雲から、子(鼠) 丑(牛) 寅(虎) =ね、うし、とら=など順不同で十二支にも変身し、たまには未(羊)=ひつじ=、そして時には怪獣ゴジラやガメラにもなる。
この日、たまたまジャンボ羊雲を目撃した一市民は、「今はスマホ時代で、一億総カメラマン時代。この羊雲だけは見逃さないでしょう。きっと撮影して家族や友人に配信。心の交流を温めています」とほほ笑んでいた。
写真は橋本市恋野の「雲雀山」の大空に出現した巨大な羊雲。


更新日:2017年8月20日 日曜日 00:00

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