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子供らギター作り楽し♡柴田さん講師〜山野に音清く

地元の身近な自然を活かし、子供たちに自然体験活動の場を提供する、一般社団法人・紀の国森社中(きのくにもりしゃちゅう)が、活動拠点の一つである和歌山県橋本市矢倉脇で、県内の木材を使ったギター作り体験会を行った。
同市高野口町のフリースクールbooka代表・柴田政治(しばた・まさはる)さんが講師を務め、地元のボランティアの方々が協力。橋本市の内外から16人(4歳~小学生)の子供たちが参加した。
体験会は2日間の日程で行われ、子どもたちは、木材を材料にノコギリやヤスリを使ってギター部品を作成。その部品を接着剤や釘・金槌(くぎ・かなづち)を使って、長さ約70センチ、幅約15センチのギターの枠組みを作った。
さらにギターのボディやネックに装飾、本物のギーターの弦2本を張り、唯一無二の自分だけの宝物が出来上がった。
子供達は早速、ギターの音色に歌声をあわせ、清らかに響き渡る音は、矢倉脇の田園風景に彩り添えていた。
小杉美恵子(こすぎ・みえこ)代表理事は「今回も矢倉脇の方々にご協力を頂きました。これからも皆様の支えを頂きながら、子どもたちに幅広い自然体験の場を作っていきたい」と張り切っている。
紀の国森社中の前身は、橋本市北馬場の郷土の森・学習体験棟を拠点にした「橋本ひだまり倶楽部」。森の散歩やシイタケ作り、雪合戦など、ボランティアの協力を得ながら、大勢の子供たちを育ててきた。
今は橋本市の4拠点(矢倉脇、隅田町垂井、慶賀野)を中心に、森林保護活動や子ども達に自然体験活動などを行っている。
この〝自然体験教育〟の希望者は、すでに子供約40人、大人約20人が年間契約済みで、今後さらに増えそう。年間契約料は1人2万5000円(食事、材料費、保険料など)で、年間会費は1人3000円。
問い合せは小杉代表理事(電話=090・8651・0704)へ。
写真(上)は完成したギターを抱いてみんなで記念撮影。(中)はギター作りに挑む子供たち。(下)は柴田さんの話を聴く子供たち。
写真・記事=山田和則(やまだ・かずのり)記者=ボランティア。


更新日:2020年8月2日 日曜日 00:00

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