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スイレン鮮やか♡真土万葉の里~カエルやトンボ遊ぶ
万葉人が往来した〝飛び越え石〟で名高い和歌山県橋本市隅田町真土の「真土万葉の里」の小池で5月30日、美しいスイレン(睡蓮)の花が咲きそろい、トノサマガエル(殿様蛙)やシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)が、楽しそうに遊んでいた。
〝飛び越え石〟は紀州・大和の国境(くにざかい)を流れる落合川にあり、万葉人が馬や徒歩で往来したところで、小池はそのすぐ西側にある。
そこに約30輪のスイレンが開花。水底の泥土に根を張り、水面に緑の葉を浮かべ、真紅の花が梅雨入り前の日差しに眩しい。
トノサマガエルは潜水泳法のあと、水面に浮かぶ葉に座って休憩し、シオカラトンボは低空飛行で花を見回った後、草の茎先で涼風に吹かれている。
三々五々と訪れる人々は、自ら〝飛び越え石〟を渡って、万葉人の旅心を味わったり、スイレン観賞の後、日傘をたたんで休憩所で談笑したり。
暫くの間、新型コロナウイルスの陰鬱さを忘れて、第2波、第3波への新たなパワーを蓄えていた。
真土万葉の里は、JR和歌山線「隅田駅」から東へ徒歩10〜15分の距離。京奈和自動車道・橋本東ICからも近い。駐車場は真土区の国道24号三差路を北側へ上がった右側にある。
写真(上)は真土万葉の里の真紅のスイレンと水底の梅雨入り前の眩しい日差し。写真(中)はスイレンの緑葉の上で休息するトノサマガエル。写真(下)は池畔の草の先に止まったシオカラトンボ。
更新日:2020年5月31日 日曜日 00:00