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青葉の高野山♡参拝者復帰へ♪水向地蔵に水手向け

弘法大師・空海が開いた高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町)奥の院や壇上伽藍(がらん)などは、拝観再開後の5月24日の日曜日、久しぶりに参拝・観光客が訪れて、「コロナ退散」「家族安泰」「世界平和」を祈願し、ある程度の賑わいを取り戻していた。
国の緊急事態宣言・解除に伴い、奥の院は5月16日に拝観を再開。ここしばらくは閑散としていたが、この日曜日には多少、参拝・観光客が復帰した。
人々は約20万基という墓石群と、空を覆う1000年杉の参道をそぞろ歩き。弘法大師・空海が入定(にゅうじょう)している御廟(こびょう)に参拝。
近くの玉川のほとりでは、水向地蔵(みずむけ・じぞう=観音菩薩、不動明王、地蔵菩薩など15体)に卒塔婆(そとば)を供え、柄杓(ひしゃく)で汲み上げた聖水を全仏像に手向け、手を合わせていた。
金剛峯寺・山門付近から壇上伽藍へつづく蛇腹道(じゃばらみち)は、楓(かえで)や桜、銀杏(いちょう)などの「青葉のトンネル」となり、参拝・観光客は5月21日・拝観再開となった金堂や根本大塔へ往来する。
山内の駐車場はほぼ満車で、中には県外ナンバーの乗用車やオートバイも目立ったが、さすがに観光バスはゼロ。本山前の大通りの商店街は、やや賑わいを取り戻したものの、これまで多かった欧米人の姿は、まったく見られなかった。
ある男性・参拝者は、「きょうの驚きは、全員マスクをしていて、歩き方も話し方も、実にもの静かなこと。本来の日本人に戻れば、コロナに感染しないのかも」と、小声で話していた。
写真(上)は水向地蔵に聖水を手向けて祈る人々。写真(中)は墓石群と1000年杉並木の奥の院参道を歩く参拝・観光客。写真(下)は壇上伽藍へ通じる〝青葉トンネル〟の蛇腹道。


更新日:2020年5月25日 月曜日 00:00

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