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高野山で寒中水行!寳壽院・檀信徒ら~世界平和祈る
弘法大師・空海の入定(にゅうじょう)の地、和歌山県高野町の高野山・奥の院を流れる玉川で、1月26日朝、奈良県川上村の高野山真言宗・寳壽院(ほうじゅいん)の檀信徒ら9人が寒中水行(すいぎょう)を行い、世界平和と人々の幸せを祈った。
午前10時半頃の気温は約3度で、ときどき霧雨が舞う中、数珠(じゅず)を持ち、草履(ぞうり)を履いた、白衣姿の14歳~82歳の男女9人が、次々と玉川の清流に入水。胸まで水につかり、10数分間にわたって、一心不乱に般若心経を唱えた。
近くでは報道関係者やアマチュアカメラマンが撮影。参拝・観光客らは玉川沿いの水向地蔵(みずむけじぞう)に手を合わせた後、水行に見入っていた。
この寒中水行は63年前から、寳壽院の檀信徒らが実践してきた荒行で、水行を終えた寶壽院の辻田真海(つじた・しんかい)副住職(59)は「今年も世界人々の健康と安寧(あんねい)をお祈りしました」と話していた。
写真(上)は合掌して玉川に次々入水する檀信徒たち。写真(中)は冷水の中で般若心経を唱える辻田副住職。写真(下)は辻田副住職の前で寒中水行に挑む檀信徒たち。
更新日:2020年1月27日 月曜日 00:00