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高野山で住宅火災!83歳けが~平野町長も出動放水

12日午前8時30分ごろ、和歌山県高野町高野山の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の東約500メートルの住宅から出火、高野町消防署や消防団から消防車5台が出て消火活動にあたり、約4時間後に消し止めた。
橋本署の調べによると、この火事で木造2階建て住宅が全焼、西隣の住宅2棟の一部が類焼した。全焼家屋に住む女性(83)は、煙を吸い込んだが、ただちに防災ヘリで病院に運ばれ、のどに軽いけがをしただけですんだ。
2階の仏壇の間が一番焼けており、同署で出火原因を調べている。
地元住民の話によると、近所に住む平野嘉也(ひらの・よしや)町長が、自ら放水活動に当たり、煤まみれになった女性の緊急搬送を町職員らに指示。近くの西門院や大円院も、消火栓の活用に協力し、スムーズな放水につながった。
現場は金剛峯寺~奥の院の大通りで、寺院や商店が林立するところ。一時は観光客も騒然としたが、地元の人たちは「みんなの協力で、被害を最小限に抑えることができた」と胸をなでおろしていた。
写真(上、下)は消火活動に当たる高野山の住宅火災現場。写真(中)は罹災女性の病院搬送を指示する平野町長=いずれも高野町の住民が撮影・提供。


更新日:2019年11月13日 水曜日 00:00

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