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金森江仙・塾生の書展開幕♪高円宮杯大会の受賞記念

和歌山県橋本市学文路在住の日本教育書道連盟審査会員・金森江仙(かなもり・こうせん)さんと、その弟子たちの作品を集めた「高円宮杯書道大会受賞記念展」が10月4日、同市東家6の2の5の「ドール&カフェ ギャラリーよしむら」=吉村恵輔(よしむら・けいすけ)さん経営=で開幕した。10月13日(日)まで。観覧無料。
金森さんは、自宅の「金森江仙 書道塾」を拠点に橋本市、奈良県五條市、大阪府堺市の小学生から大人まで約40人の塾生を指導している。
今回、名高い「日本武道館書写書道大会」で入賞した塾生全員の作品や独自作の計約80点と、金森さんの作品10点(楷書、行書、草書、仮名)を出展した。
例えば、中学校2年生・中田凛都(なかた・りんと)くんの独自作は、お母さんが茶色のシールで片隅を飾った画仙紙に、紫墨(しぼく)で「炎」と表現して、凛都くんの心意気や親子の絆がにじみ出ている。
このほか、中学生が戦国武将「黒田官兵衛」「真田幸村」「織田信長」や明治の夜明け「龍馬」としたためた大作も出展して、その雄々しい心が漂う。
小学生は「夢」の一字にドラえもんの絵を添えたり、「努力」という文字を、初めは小さくて淡く、だんだん大きくて濃く、沢山書いたり。力強さとともに、ほのぼのとした心が伝わってくる。
金森さんは先月、フランスで開いた「金森江仙・パリ個展」への出展作や、三沢基地(青森)など航空自衛隊司令官室3か所に飾られている作品などを展示。大書した「砦」や「空」などが、命への抱擁力を感じさせる。
今回の展覧会は、初めてのパリ~橋本~五條の「リレー展」の一環で、11月2(土)、3(日)両日には、奈良県五條市今井2の150の「イオン五條店」でも開催される。
金森さんは「5年前、橋本で初めて書展を開いた後、今は各地で花開きつつあり、パリではフランス人との合同展を開催する話もあります」と説明。「塾生には書の基礎を学んでもらい、それぞれの個性を尊重した作品を出展しました。ぜひ、ご覧ください」と言っている。
「ドール&カフェ ギャラリーよしむら」は、午前10時~午後5時30分(最終日は同4時)。木曜定休日。場所は橋本市役所東約30メートルの国道24号線沿い南側の4階建てビル1階(電話=0736・32・3365)。書道についての問い合わせは金森さん(電話=090・9623・8460)。
◇「金森江仙 書道塾」師範クラスの塾生は次の皆さん。吉村喜美代(よしむら・きみよ)、吉井佐代子(よしい・さよこ)、重永香穂(しげなが・かほ)、金森詩織(かなもり・しおり)、住田博子(すみた・ひろこ)、稲森咲穂(いなもり・さほ)、稲葉有希(いなば・ゆき)、山下貴子(やました・たかこ)、吉岡記江(よしおか・ふみえ)、松本直子(まつもと・なおこ)、岩田恵(いわた・めぐみ)、具足史子(ぐそく・ふみこ)、山下貴子(やました・たかこ)、松谷(まつたに)まき、福田裕子(ふくだ)・ゆうこ。
写真(上、下)は金森江仙さんの「高円宮杯書道大会受賞記念展」。写真(中)は中田凛都くんの秀作「炎」。


更新日:2019年10月5日 土曜日 00:00

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