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橋本・紀の川は素敵♪女優絶賛~NHKトークリレー

日本女性初のオリンピック水泳金メダリスト前畑秀子(まえはた・ひでこ)さんと、その2年後輩の名選手・小島一枝(こじま・かずえ)さんの郷里、和歌山県橋本市内で、9月22日、NHK公開セミナー・大河ドラマ「いだてん」トークリレーin橋本市」が開かれた。
この日は、36回・大河ドラマ「いだてん」で、前畑さんの金メダル獲得シーンの絶好の放送日で、NHK和歌山放送局、NHK文化センター大阪総支社、橋本市が主催した。
第1部では、前畑さん役の女優・上白石萌歌(かみしらいし・もか)さんと、小島さん役の女優・佐々木(ささき)ありささんが登場してトークリレー。第2部は、大河ドラマ「いだてん」のパブリックビューイングで、橋本・伊都地方をはじめ、全国から訪れた約470人のファンを感動させた。
前畑さん(1914~95年)は幼少時代、自宅南側の紀の川で水泳力を身につけ、名古屋市の椙山(すぎやま)女学園プールで鍛錬。昭和7年(1932)のロサンゼルス五輪・女子200メートル平泳ぎで銀メダル、昭和11年(1936)のベルリンオリンピック同競技で金メダルを獲得。
同郷で2年後輩の小島一枝(こじま・かずえ)さん(1916~1992)もベルリン五輪水泳(400メートル自由形)で6位入賞した。
上白石さんは今年3月に、佐々木さんは8月に、それぞれ前畑さん、小島さんの気持ちを知ろうと、橋本の「前畑秀子資料展示館」を訪れ、担当者から資料や写真で説明を聴いた後、2人が仲よくダイビング・力泳した紀の川の通称「飛び込み岩」などを見て回った。
上白石さんは「紀の川の水は澄んで綺麗で、前畑さんは、ここに実在したのだと思うと、胸があつくなりました。橋の上から写真を撮りました」と言えば、佐々木さんも「飛び込み岩の近くで、水に手をつけたら、とても冷たくて気持ちよかった。一枝さんには、前畑さんに、女性としての憧れもあったし、私は一枝さん役をいただけてよかった」と話した。
さらに役づくりでは、2人ともしっかり食べて筋トレし、昔さながらの瞬発力で泳ぎ、紀州・橋本弁を苦心して覚えたことなど、笑顔を交わしながら打ち明けた。
36回・大河ドラマ「いだてん」が始まると、銀幕は大きく、音響効果も大きくて、昔の映画館のような雰囲気。NHK・河西三省(かさい・さんせい)アナウンサーの「前畑がんばれ」「前畑、勝った」の連発とともに、前畑(上白石)さんが初優勝すると、会場から拍手が起きた。
再登場した上白石さん、佐々木さんは、「私たちも後部座席で見ていました」と、大感激の表情。最後に橋本市の平木哲朗(ひらき・てつろう)市長が、2人に特別鋳造の記念メダル(高野口のパイル織物の緒付き)や地元名産の柿を贈呈し、謝辞を述べて締めくくった。
橋本市の大河ドラマ「いだてん」応援隊の鈴江利夫(すずえ・としお)隊長は、「前畑さんを彷彿とさせる上白石さんの泳ぎっぷり、それを見守る小島さん役の佐々木さん。とてもお見事でした」と感激。
「私たちは前畑さん、小島さん、それに同郷のオリンピック平泳ぎ200メートル金メダリスト・古川勝(ふるかわ・まさる)さんの3人を育てた紀の川。多くの皆様に橋本の良さを感じていただきたい」と話していた。
写真(上、中)は大河ドラマ「いだてん」トークリレーin橋本市」に訪れた上白石さん=右=と佐々木さん。写真(下)はトークリレーでアナウンサーの質問に答える上白石さん=中央=と佐々木さん=右。


更新日:2019年9月23日 月曜日 02:46

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