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見てね♪令和の夢・忠龍の達磨画展~橋本・ひかり苑
達磨(だるま)画家として名高い和歌山県岩出市根来の渋田忠三(しぶた・ちゅうぞう)さん(79)の「令和の夢 忠龍の達磨画展」が、9月15日(日)~17日(火)、秋祭りの橋本市隅田町中島の特別養護老人ホーム「ひかり苑」1階の地域交流センターで開かれる。堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長は「お年寄りやご家族をはじめ、多くの達磨画ファンにご覧いただきたい」と言っている。観覧無料。
渋田さんは同県日高郡中津村出身で、昭和34年(1959)に和歌山県警・警察官を拝命、橋本署長(平成8~9年)や海南署長(同11~12年)などを歴任して平成13年、県警本部警備部参事官で定年退官した。
達磨画修行は昭和55年(1980)に日本宗教画法学院・日本禅画家協会に入会以来39年で、雅号は「渋田法眼忠龍(ほうげんちゅうりゅう)」。製作した約1300点の達磨画の額や掛け軸などの作品は、橋本・伊都地方なら、橋本商工会議所、橋本中学校、社会福祉施設、各分野のボランティア活動家らにプレゼント。警察署長からの感謝状や、友人知己への年賀状にも達磨画を描いてきたので、渋田さんの達磨画を飾っている人々は多い。
今回は9月16日の「ひかり苑」秋祭りを挟んで、同15日(日)~17日(火)、「令和の夢」をテーマにした達磨画の衝立(ついたて)、屏風(びょうぶ)、額(がく)、掛け軸、ウチワなど大小約100点を出展。
その趣旨は「秋祭りの施設のお年寄りや家族の方々に楽しんでもらう」ためだが、「ぜひ、欲しい」という希望者には、その場で販売することにしている。
堀畑理事長は「20数年前、ひかり苑を開設した際、当時の橋本警察署長だった渋田さんが『この高齢化時代に見事な施設をつくってくれて有難う』と達磨画の額を贈ってくれました。今も玄関に飾り、皆さんから『やさしい心と強い力をもらえる』と喜ばれています」と話した。
「令和の夢 忠龍の達磨画展」の開催時間は午後1時~同4時。渋田忠三さん(電話・FAX=0736・61・1364、携帯=090・2103・9944)。
写真(上)は訪れた知友らに達磨画の制作姿を披露する渋田さん=岩出市の古民家で、本紙掲載・記録写真。写真(中、下)は忠龍さんの描いた「令和の夢 達磨画」。