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紀の川〝新恋野橋〟出現!工事は順調、来春開通予定
和歌山県橋本市の紀の川で工事中の「新恋野橋」(仮称)=県道・山内~恋野線=が、南北両岸につながり、巨大橋梁の骨格が出現した。和歌山県伊都振興局は「工事は順調」と説明しており、令和2年(2020)春の完成・開通が期待される。
計画によると「新恋野橋」は、長さ約173・7メートルで、車道幅は上下計6・5メートル(拡幅計2メートル)、歩道幅は2・5メートル(同0・5メートル)。
県は旧・恋野橋の「車道幅が狭すぎる」などの理由で平成28年(2016)9月、すぐ上流側で「新恋野橋」の架橋工事に着手。その後、同30年(2018)11月、旧・恋野橋が突然変状して、橋梁が大きく傾いたため安全撤去。今は上流に「仮橋」を設け、代替橋としている。
約10年前の交通量調査によると、旧・恋野橋は1日に車4658台(大型234台、小型4424台)、歩道は86人が通行。主に流域住民が、あやの台の大型店での買い物、スーパー銭湯、飲食店、JR隅田駅の利用。暮しに欠かせない、重要な生活橋だった。
今、「新恋野橋」は、河川の橋脚2基、南北両岸の橋台2基の上に橋梁が渡され、着々と工事が進行。橋梁変状による旧・恋野橋の話題が多かっただけに、地元住民らは「新恋野橋」の頑丈な姿にほっとした表情。記録写真を撮る人も多くなっている。
写真(上)は高台から見た新恋野橋=山王権現社付近から。写真(中)は完成・開通が待たれる新恋野橋=紀の川下流側から。写真(下)は頑丈な姿を現した新恋野橋=紀の川上流側から。
更新日:2019年7月18日 木曜日 00:00