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心潤す風鈴トンネル♪極楽橋駅~児童ら短冊に願い事

世界遺産・高野山の高野山駅をケーブルカーで結ぶ和歌山県高野町の南海電鉄高野線・極楽橋駅で、6月27日、計500個の風鈴を吊るした「風鈴トンネル」がお目見えし、大勢の参拝・観光客の心を潤している。9月4日(水)まで。
極楽橋駅は難波駅~(電車)~極楽橋駅~(ケーブルカー)~高野山駅の「電車&ケーブルカー」乗り換え駅。
南海本線や高野線、加太線の各沿線の保育園・幼稚園・小学校の児童・生徒約1600人が、短冊にイラストや願い事を書き、今回、そのうちの約3分の1を風鈴に吊るした。残る短冊も2週間ごとに付け替える。
この日は入梅翌日で、午前は雨音の中、時折、心地いい風が吹く。児童生徒たちがパイロットやモデル、お菓子屋さんになる希望や、「かぞくがしあわせにすごせますように」などと、思いを書い色とりどりの短冊がひるがえる。
高野山に向かう国内外からの参拝・観光客らは、立ち止まって見上げ、その光景をスマートフォンで撮影。「やっぱり子供って心やさしい」「願い事すべて叶いますように」と祈っていた。
極楽橋駅を管轄する高野山駅の中谷晴彦(なかたに・はるひこ)駅長(63)は、僧侶の作務衣(さむえ)姿で乗降客に対応。「風鈴のトンネルから霊場・高野山の風情を感じてもらえればうれしい」と話した。
極楽橋駅と加太線の加太駅では、短冊とペン、収集箱を駅舎内に用意。乗降客が自由に願い事を書き、箱に投げ入れた短冊は、2週間間隔で飾られる。
写真(上、下)は南海高野線・極楽橋駅に飾られたカラフルな短冊付きの「風鈴トンネル」風景。写真(中)は深緑におおわれた極楽橋駅の電車~ケーブルカー駅をつなぐ渡り廊下=不動谷川の畔より。


更新日:2019年6月28日 金曜日 00:00

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