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鯉幟、平成から令和へ♪橋本・垂井~薫風に悠々と

和歌山県紀北地方は4月23日、暖かい初夏を思わせる天候となり、橋本市隅田町垂井の旧家の門前では、色鮮やかな鯉幟が薫風にひるがえった。この鯉幟は平成最後、令和最初の遊泳としいうことであり、日本の心地よい情景を醸し出している。
この一軒の旧家は、山際のやや高台に建ち、鯉幟のポールは、その門前の前庭に立つ。家人の話では2人の子ども(小学1、3年生)の生誕を祝い、健やかな成長を祈って、毎年揚げているという。
この日の橋本地方の天気は曇りで、最高気温は5月並みの23度、風は1~2メートル程度。それでも風が起きると、てっぺんの矢車が回転して輝き、5色の吹き流しがひらめく。それまでだらりと垂れ下がっていた真鯉(まごい)、緋鯉(ひごい)、子どもの鯉は、大きく口を開けて泳ぎだし、真鯉の背中の金太郎とともに、一家の喜びが伝わってくる。
ここは国宝・人物画象鏡や担ぎ屋台で名高い隅田八幡神社や、京奈和自動車道の北側で、柿山や田畑のある静かなまち。地元では「今、子どものある3軒で、綺麗な鯉幟を揚げています。最近はよくカメラマンが撮影にきています」と話していた。
写真(上)は薫風を吸い込み遊泳する鯉幟一家。写真(中)はポールの先端で回転しながら輝く矢車。写真(下)は葉の緑の増す柿畑の向こうで泳ぎだすカラフルな鯉幟の姿。


更新日:2019年4月24日 水曜日 00:00

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