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橋本市のロゴ「虹の橋」が出現♪台風前でも美しく
台風20号が近畿地方に接近した8月23日、普段はなかなか見られない「秋の虹」が、高野山麓の和歌山県橋本市の空に現れた。同市自慢のロゴマークは「虹の橋」のイラスト。それだけに「台風はこわいが、虹は大好き」と、市民を喜ばせていた。
この日午前10時頃、同市清水の南海高野線・紀伊清水駅付近から見て、北西の空に七色の虹が出現。元小学校の男性教諭(74)が、スマートホン撮影して友人知人に知らせた。
午後3時30分頃には、JR・南海橋本駅付近の高台から見て、七色の虹は、中将姫物語の伝わる恋野の山から、担ぎ屋台(だんじり)で名高い隅田八幡神社方面へ、大きく紀の川をまたぐ。
一方、同市東家の愛宕山(あたごさん)に立つと、橋本橋の南東の山から、県立橋本高校・古佐田丘中学校近くの庚申山(こうしんさん)へ、色鮮やかに虹が架かった。
橋本市は、古くから伊勢(大和)街道と高野街道の交差する要衝(ようしょう)。木喰応其(もくじきおうご)上人が、紀の川に橋を架け、橋や水運により人、モノ、文化が交流して栄えた。同市は「虹の橋」のイラストと「かける橋・本」をキャッチコピー・ロゴマークとし、橋本の素晴らしさを「虹」でアピールしている。
それだけに台風一過の8月24日、市民の間では「台風前に何度も現れた虹には驚いた」「ふる里に台風被害はなかったようなので、あの虹に出会えてよかった」などと話し合っていた。
写真(上)は恋野の山から隅田八幡神社方面にかけて出現した七色の虹=JR・南海橋本駅付近の高見から。写真(中)は橋本市のキャッチコピー・ロゴマーク・タトゥシールを頬に輝かせてふる里アピールする女性たち=橋本市シティーセールス課・撮影。写真(下)は紀の川南の山から橋本高校近くの庚申山へかかる台風前の虹=愛宕山付近から。