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普賢院のサルスベリ満開♪樹齢250年の命瑞々しく
和歌山県高野町の世界遺産・高野山の普賢院(ふげんいん)=森寛勝(もり・かんしょう)住職=で、名高いサルスベリ(百日紅)の老樹が、ぼんぼりのような花を瑞々(みずみず)しく咲かせ、国内外から訪れる参拝・観光客の心を癒している。
サルスベリは、幹の樹皮が剥げ落ちて、猿でも滑って登れないので「猿滑り」、紅い花が百日間も咲き続けるので「百日紅」とも書く。
普賢院のサルスベリは、樹齢約250年で、高さ約6メートル、枝張り約10メートルの大きさ。
明治21年(1888)年3月の高野山・大火で、多くの寺院が焼失したが、このサルスベリは奇跡的に生き残った。
さらに平成10年(1998)頃には老衰し、枯死寸前となったが、樹木医に頼んで治療され、今は完璧に樹勢を取り戻している。
それだけに、サルスベリの幹や花からは、命の尊さが溢れていて、多くの参拝・観光客らが、境内の芭蕉堂(ばしょうどう)や摩尼殿(まにでん)などをバックにスマホ撮影している。
写真(上)は芭蕉庵をバックに咲くサルスベリ。写真(中)は老衰を克服し紅色が美しい普賢院のサルスベリ。写真(下)は境内を覆うような普賢院のサルスベリ。
更新日:2018年8月15日 水曜日 00:00