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軽トラ市「真田のみち」楽し♪野菜やアイスクリーム
戦国武将・真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町の「真田のみち」(九度山商店街)の空き地で、7月15日、「九度山まちなか軽トラ市」(同実行委員会主催)が開かれ、観光客や橋本・伊都地方の人々が、地元の新鮮野菜や果物、加工食品などのショッピングを楽しんだ。
この軽トラ市は、NHK大河ドラマ「真田丸」が放映された平成28年(2016)4月から、「にぎわい創出とまちなか散策のキッカケ」になるよう、毎月第3日曜日に開催してきた。
この日は橋本・伊都地方の、あさみ農園、みなと農園、田中農園、アブアファクトリー、マインズギャラリー、谷本萬壽堂(まんじゅどう)、南横手商店、橋本魚市場、朝日屋かっぽう智(とも)の9事業所が、軽トラ&テント張りで出店。自慢の品々を並べた。
午前8時段階で、すでに気温は30度ラインを突破、湿度も70%以上と蒸し暑かったが、同実行委役員の湊弘光(みなと・ひろてる)さんは、「お互いに熱中症に気をつけて頑張りましょう」と挨拶し、全員、夏帽子やタオルで頭をおおうなどして、ショッピング客を心地よく歓待した。
日傘を差して訪れた女性たちは、新鮮な茄子(なすび)や無添加ジャム、格別うまい団子(だんご)、SORAのパン、さらに綺麗な手作り財布などを次々購入。炎天下の子供たちは、さすがにブルーベリージャムのスペシャルアイスクリームを買ってもらい、「うまい」「冷たい」と目を細めていた。
湊さんは「この軽トラ市、お客様に喜ばれるだけでなく、出店者同士が親しく交流できるのもうれしいです。これからも楽しく続けていきます」と誓っていた。
「真田のみち」周辺には、両手を失った順教尼(じゅんきょうに)が、口筆で描いた作品を展示している「順教尼の記念館=旧・萱野家」や、みやげ物を販売、食事休憩もできる「真田いこい茶屋」、大坂の陣・出陣まで九度山で暮らした幸村らの戦国史を伝える「九度山・真田ミュージアム」などがある。
次回は8月19日(日)に「真田のみち」西会場(旧紀陽銀行支店付近の空き地)で、また特別企画として7月29日(日)には九度山町の椎出会場=南海高野線・高野下駅裏の厳島(いつくしま)神社=で、それぞれ開催される。
「軽トラ市」の開店時間は、7、8、9月が午前8時から、それ以外は同9時から、いずれも2時間としている。少雨決行、荒天中止。
写真(上、中)は炎天下で開かれた「九度山まちなか軽トラ市」。写真(下)は新鮮で見事な茄子を買い求める女性。