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高野山で熊本スイカ接待♪地震被災者へメッセージ

平成28年(2016)4月の熊本地震の被災者の心を伝えようと、和歌山県高野町の高野山真言宗金剛峯寺・社会人権局と高野山高校・女子ハンドボール部は、弘法大師・空海の縁日に当たる5月21日、金剛峯寺山門近くで、熊本名産のスイカ&オレンジを参拝・観光客に提供し、味わってもらった。
同人権局は熊本地震の後、真言宗熊本宗務支所の指示を得ながら、連日約20人体制で、被災家屋の屋根をおおうビニールシートや、断水で困っている家庭への飲料水提供、瓦礫(がれき)撤去などの救援活動を行った。
この地震で同県西原村では、溝に倒れ落ちた地蔵尊(高さ1・5メートルの六角柱型)を、石材業者の協力で引き上げて元通りに復帰。真言宗の僧侶らは、地元住民の心を汲んで、地蔵尊の再興を喜ぶとともに、被災地復興を祈願する法要を営んだ。
これら僧侶の物心両面の支援活動に対し、仮設住宅に住む商店主らが感謝。同人権局に対し、被災者が栽培・収穫したスイカ&オレンジを寄贈した。
この話を聞いた高野山高校・女子ハンドボール部は、「寄贈してくれたスイカ&オレンジで、高野山の参拝・観光客を接待し、被災地復興に取り組む人々の心を伝えるべきでは」と提案。同人権局は「それはいい考え」と判断して実践した。
この日、金剛峯寺山門の参道入り口わきにテントを張り、約10人の女子ハンドボール部員が、制服に輪袈裟(わげさ)姿で登場して、5玉のスイカを三角形に切って並べ、約500個のオレンジを山積み。往来する参拝・観光客に「どうぞ味わってね」と呼びかけた。
卓上には「熊本の皆さんへの 一言応援メッセージ ご協力をお願いします」と表示し、ボールペンやスクールポストを置いた。大勢の外国人や、遍路姿の日本人が、次々近づいては、丁寧にメッセージを投函。生徒たちが、冷たく甘そうなスイカを手渡すと、さっそく大きく口を開けて、「ふむふむ、おいしいね」と目をうるませる。
金剛峯寺の佐々木基文(ささき・きぶん)人権局長は、「被災地の辛さや、復興の大変さを思う、女生徒たちの気持ち。被災地のスイカやオレンジを味わっていただくことで、参拝・観光客の皆様にわかってもらえたと思います」と話していた。
写真(上)はスイカで接待する高野山高校の女子ハンドボール部員たち。写真(中)は金剛峯寺山門の参道入り口わきで参拝・観光客に行われたスイカ&オレンジの接待。写真(下)は接待のオレンジも山積み。

更新日:2018年5月22日 火曜日 00:00

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