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すてき♪市民の白梅&絵画~橋本市役所2階が明るく 

和歌山県橋本市の市庁舎2階の「市民ギャラリー」に、市民が寄贈した梅の花や、橋本絵画同好会の作品が飾られ、明るい早春の雰囲気が漂い、所要で訪れる市民の心を潤している。
梅が枝は、今や満開の白梅で、大きな壺に活けられ、市長応接室の廊下側の出入口に出展。後ろのテーブル上にも、小さな壺に梅が枝を飾り、そばには信楽焼きの豆狸(まめだ)が、とっくりをさげて、こちらを見ている。
同市秘書広報課の話では、先週、市民から「屋根の工事で、梅が枝の一部を伐らなければならないが、捨てるにはもったいないので、ぜひ役立ててほしい」と市に寄贈。広報課では、市民ギャラリーや市議会、監査委事務局など5か所に飾ることにした。
当時、無数の蕾をつけていた梅が枝は、今では白梅も紅梅もすべて満開になり、2階廊下とはいえ、春爛漫の楽しさを伝えている。
一方、ギャラリーの側壁には、美人画の巨匠・中村貞以(なかむら・ていい)画伯(1900~1982)の愛弟子(まなでし)で、橋本絵画同好会を立ち上げた山内清治(やまうち・せいじ)氏の作品「雨・九份(あめ・きゅうふん)」など絵画7点を展示。
「雨・九份」は、今は両目が不自由になってきた山内氏が、夫婦で台湾の観光地・九份を旅した時の風景画。そこには闇空の中、館(やかた)を照らす提灯(ちょうちん)と、その下を往来する人影があり、人々の笑い声さえ聴こえてきそう。
市民らは「ここで満開の白梅に出会うとは」と驚く一方、「山内さんの絵を見ると、現実の風景にも増して、九份の旅情が心に染み入ってくる」と喜んでいる。
写真(上)は橋本市役所2階「市民ギャラリー」に飾られた大壺入り梅の花とバックのテーブルに飾られた白梅&タヌキの信楽焼き。写真(中)は市民から寄贈され、大きな壺に活けたばかりの無数の蕾の梅が枝。写真(下)は山内清治氏の力作「雨・九份」。


更新日:2018年3月15日 木曜日 00:00

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