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初天神、甘酒温かく♪受験は平常心で…学文路天満宮

学問の神様として尊崇される菅原道真(すがわら・みちざね)公ゆかりの和歌山県橋本市南馬場の学文路(かむろ)天満宮で1月25日、正遷宮(しょうせんぐう)の今年最初の縁日「初天神(はつてんじん)」が営まれた。
同天満宮は天治元年(1124)に創建。縁日は主祭神の道真公の誕生日=承和12年(845)6月25日=と命日=延喜3年(903)2月25日=にちなんで、毎月25日に営まれ、初天神で始まり、終(しま)い天神で締めくくる。
この日、氏子総代や責任役員ら10数人が、拝殿をくぐり参道を登って本殿の椅子に着座、菅野一三(すがの・いつぞう)宮司が祝詞(のりと)を奏上した。菅野宮司のお祓いを受けた氏子総代らは、一人ひとり玉串を奉奠(ほうてん)し、二礼二拍一礼して「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」や「家族安泰」を祈った。
一方、表の菅公殿(かんこうでん=展示・集会施設)では、学文路、清水両小学校の子供たちの書道作品展(~1月28日)が開かれ、「お正月」や「初日の光」などと書いた毛筆・硬筆作品約120点が展示されている。
境内にはテント2張りを設けて、あつあつの甘酒を振る舞う。氏子総代や地元の主婦、一般参拝者らが、甘酒にショウガを入れて味わい、歓談しながら温まっていた。
同天満宮の20年に1度の「正遷宮・奉祝祭」は今年10月20日(土)に開かれ、大祭は同27(宵宮)28(本宮)両日営まれる。ただ前回は大型台風と重なり中止、「正遷宮・奉祝祭」は40年ぶりの開催となる。
菅野宮司は「氏子総代ら多くの皆様方のお陰で、本殿増築や拝殿建て替え、菅公殿の新設などが完璧にできました」と謝辞。また、高校・大学受験シーズンの今、多くの参拝者には「心静かに道真公に祈り、平常心で試験に臨んで、日頃の勉強の成果を100%発揮してほしい」と話していた。
写真(上)は初天神で菅野宮司からお祓いを受ける氏子総代ら。写真(中)は新しい拝殿をくぐる菅野宮司と氏子総代や責任役員の皆さん。写真(下)は境内のテント内で甘酒を手に歓談する女性たち。


更新日:2018年1月26日 金曜日 00:00

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