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夢に挑もう新成人!橋本660人~自由と責任の門出
「ガンバレ!のまち橋本」をキャッチフレーズにする和歌山県橋本市の平成30年「橋本市・成人式」(同実行委員会主催)が、1月7日、同市北馬場の県立橋本体育館メインアリーナで開かれた。
この日の橋本の天気は晴れで、正午頃の気温は6度と、寒いながらも心地よい松の内となり、新成人男女計660人のうち552人が出席した。
壇上には平木哲朗(ひらき・てつろう)市長や岡弘悟(おか・ひろのり)市議会議長、岩田弘彦(いわた・ひろひこ)県議らが居並ぶ。
先ず、全員起立して国歌・市歌を斉唱。次に平木市長が「これから楽しいことも辛いことも沢山ありますが、辛いときにそこで終わるか、挑戦するかで将来が決まります。無限の可能性を秘めた若者たちの力強いチャレンジを期待します」と式辞。岡議長は「きょうから社会人であり、これまで(人々に)守られてきた立場から、守らなければならない立場に変わります」と祝辞を述べた。
橋本市選出の中本浩精(なかもと・こうせい)県議、中西峰雄(なかにし・みねお)県議ら3人を代表して、挨拶に立った岩田県議は、とくに「権利と義務」や「自由と責任」をわきまえるよう説明。
さらに今訪れている「ソサエティー5・0」=仮想空間と現実空間を融合させたシステムで、経済発展と社会的課題を解決する、人間中心の社会=の重要性を紹介し、「まさにこれからがチャンスであり、夢に向かってしっかり挑戦してほしい」と強調した。
この後、新成人を代表して、要貴博(かなめ・たかひろ)さんと森田崇文(もりた・たかふみ)さんの2人が、壇上の平木市長の前に進み出て、「家族や先生、地域の人々に感謝し、次世代を担う一員として頑張ります」と、力強く誓っていた。
アトラクションの「恩師からのビデオレター」では、スクリーンに母校の校舎や、懐かしい恩師の顔が次々と映し出されると、新成人たちは「わぁ先生、元気そう」などと大感激。新成人の出で立ちは、男性は羽織袴(はおりはかま)、女性は振り袖姿も目立ち、お互いに電話番号を教え合ったり、スマートホンで撮影し合ったり、和やかな雰囲気。
昔、全国各地で流行った、単なる目立ちたがり屋、恥ずかしいだけの横暴な振る舞いは、まったく見られず、若々しさに満ちあふれていた。
写真(上)は平木市長に「新成人代表のことば」を述べる要さんと森田さん。写真(中)は国歌を斉唱する華やかな振り袖姿の女性たち。写真(下)は県立体育館玄関ホールに集う平成30年の橋本市新成人の皆さん。