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夢を描く!夢へ進む!~新成人719人スタート

人生の大きな節目にあたる「平成26年・橋本市成人式」(同実行委員会主催)が、1月12日、和歌山県橋本市北馬場の県立橋本体育館メインアリーナで開かれ、男女計719人が新しい一歩を踏み出した。グローバル社会、高齢化社会の中で、若者たちが、どんな夢を描き、その夢に突き進んでいくか。若者たちに対する郷土・橋本人の期待は大きい。
この日、同実行委員会の菅田(すがた)裕介さん、森口知美(ともみ)さんの2人が司会を務め、先ず国歌・市歌を全員で斉唱。「黛(まゆずみ)の紀の山 法(のり)あらたなりわが市(まち) 自立のすがたわれら挙(こぞ)り つとに勢(きお)う生産立市(りっし) 橋本、橋本、かがやかし大橋本 世紀の朝(あした)われら颯爽(さっそう)」と、歌い上げた。
この後、木下善之市長は「先ず、この20年間、立派に育ててくれた家族や、周りの人たちに感謝してくだい。昨年は東京オリンピック招致、富士山の世界遺産登録など、明るい話題がありましたが、東日本大震災の復興や、東アジア情勢など気がかりなことも多い。諸君の歩む道は、決して平坦(へいたん)ではないと思うが、しっかり難関を乗り越えてください」と式辞。石橋英和・市議会議長も「すでに実社会で働いている人、学業に励んでいる人、最も重要なこの時を大切に」と、来賓祝辞を述べた。さらに地元選出の3人の県会議員も、それぞれ、はなむけの言葉をおくり、仁坂吉伸・和歌山県知事らの祝電が披露された。
これに対し、新成人を代表して、同実行委員の板橋健二郎さんが登壇。木下市長の前で、先ず謝辞を表した後、「変わりゆく社会の中で、どう夢を実現していくか、身が引き締まります。しっかり精進を心がけたい」という意味の誓いのことばを述べた。
引き続き行われたアトラクションでは、「恩師からのビデオレター」というタイトルで、市内の市立7中学校と県立、私立各1中学校の計9人の教諭の映像が、スクリーンに映し出された。
懐かしい教諭の顔が、スクリーンに登場するたびに、会場から「わぁーっ」と驚きの声があがり、スクリーンの中のある女性教諭は、「皆さんの顔が、はっきり思い出されます。くじけそうになったら、学校へおいで…」と語りかけてくる。ある男性教諭は「先ず保護者に感謝し、そして、これからは、君たちが感謝される人になってください」と訴えかけてくる。新成人は、恩師の顔や、背景に映る校舎の風景に見入っていた。
式典の前には、体育館玄関ロビーで、各中学校ごとに成人式参加の受付が行われ、久しぶりに再会した若者たちは、抱き合って歓喜の声を上げた。女性は、あでやかな和服姿が目立った。男性は、現代っ子らしいスーツ姿が多かったが、中には羽織袴(はおりはかま)で、会場を闊歩(かっぽ)し、頭髪を刈り上げて「祝」という文字をあしらった姿もあり、仲間との記念撮影に、笑顔で加わっていた。
式典の後、松田良夫・教育長は「教え子たちが、声をかけてくれて、うれしかった。人生、これから。どんな困難にも打ち勝って、夢を実現してほしい」と期待していた。
写真(上)は成人式に参集した若者たち=和歌山県立橋本体育館玄関ロビーで。写真(中)は木下市長に新成人を代表して〝誓の言葉〟を述べる板橋健二郎さん。写真(下)は元気はつらつ和服姿の女性と羽織袴姿の男性の記念撮影。


更新日:2014年1月13日 月曜日 00:23

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