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電飾きらきら王様の木♪思い出の旧・橋本小校庭
和歌山県橋本市東家の「東家しんし会」青年部=坂本昌陽(さかもと・まさはる)部長=は、12月17日夕刻、旧・橋本小学校校庭の巨樹「メタセコイヤ」に飾りつけたイルミネーションを点灯、同小学校卒業生はもちろん一般市民を喜ばせている。同青年部では平成30年(2018)1月8日(月)まで点灯する予定という。
メタセコイヤは昭和16年(1941)、橋本市の菖蒲谷層で、植物学者・三木茂(みき・しげる)さんが、メタセコイヤの化石を世界で初めて発見。やがてその木は中国原生とわかった。
日本では「戦後復興のシンボル」として学校や公園に植栽。旧・橋本小学校では、昭和30年(1955)頃に校庭に植えられ、今では高さ26メートルに成長。多くの子供たちが、この「王様の木」の下で泣いたり笑ったり、大切な時間を過ごしてきた。
東家しんし会は昨年、同会発足50周年記念に、メタセコイヤをイルミネーションで飾ったところ、「懐かしい」「美しい」と大反響。そこで今冬も年末年始を含めて、1月8日(月)夜まで、連日午後6時~同10時の間、点灯することにした。
同青年部はこのほど、メタセコイヤの天辺(てっぺん)に星形の電飾、梢(こずえ)から地上付近にかけて3本、中程から5本のコードを垂らし、約1万個のLED電球を取り付けた。
この日午後5時30分、青年部(30歳代10人)が点灯すると、メタセコイヤの姿は、近くからは眩しいほどに輝き、遠くからは冬の滝を眺めるような美しさで、「きれいね」「今夜また点灯したよ」とたちまち話題に。
坂本部長は「昨年は東家しんし会主催で、会発足50周年記念として点灯、大好評だったので、今年は青年部主催で点灯することにしました。クリスマス、お正月、成人式と続き、とくに大阪など都心部から帰郷する人たちに喜んでいただけると思います」と話していた。
写真(上)は星形の電飾が輝く旧・橋本小学校のメタセコイヤの梢。写真(中)はどこから見ても素敵なメタセコイヤのイルミネーションの遠景。写真(下)は眩しいばかりのメタセコイヤの近景。