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台風被災者へ義援金2万1999円♪紀北工高生徒会

今秋の台風21号の影響で床上浸水など大被害を受けた和歌山県橋本市にある、県立紀北工業高校・生徒会=当時・中井啓太(なかい・けいた)会長(3年)=は、12月8日、同校文化祭で集めた義援金2万1999円を橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=に寄贈した。同市は市役所玄関などに「義援金・募集箱」を置き、市のホームページでも「ふるさと納税(ふるさとチョイス災害支援)」を設けており、平木市長は多くの支援者に謝辞を述べるとともに「一層の義援金協力をお願いします」と呼びかけている。
同市福祉課の説明では10月22~23日の超大型台風21号により、同市内で住宅全壊1戸、住宅半壊(床上浸水)85戸をはじめ、崩土、路肩崩壊、倒木、護岸崩壊など、大きな被害を受けた。
そこで、同校生徒会の役員7人は11月14、15両日の同校文化祭で、全校生約480人や保護者、教職員らを対象に、義援金・募金活動を繰り広げた。
この日、当時の中井・生徒会長、井松友希(いまつ・ともき)校長、生徒会担当の硲雅樹(はざま・まさき)教諭が市長室を訪問。中井・会長から平木市長に義援金入りの募金箱、平木市長から中井・会長に感謝状を手渡した。
中井・会長は「皆さん、気持ちよく協力してくれたので、災害復興に貢献できてうれしい」と話し、平木市長は「紀北工業高校は大切な避難所の一つです。大災害が起きると、例えば体の不自由な人たちを避難所に運んで、布団を敷いたり、間仕切りをしたり。万が一の場合は、市職員だけでは無理なので、ご協力をお願いします」と訴えていた。
市役所玄関と市保健福祉センターに置いた「義援金募金箱」の募金額は、今のところ約3000円。「ふるさと納税(ふるさとチョイス災害支援)」は約145万円。今後も募金活動を続け、最後に紀北工業高校の義援金を含めて集計、適切な割り振りを考えたうえ、被災者へ届けることにしている。
写真(上)は義援金募金箱を手渡す紀北工業高校の中井・生徒会長。写真(中)は橋本市役所玄関に置いた台風21号災害義援金募金箱。写真(下)は義援金を寄贈した中井・生徒会長=中央=と平木市長、井松校長。


更新日:2017年12月9日 土曜日 00:01

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