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ご神犬のイメ・キャラ募集♪戌年控え丹生都比売神社
白黒2頭の犬に弘法大師・空海を高野山へ案内させたとされる、高野御子大神(たかのみこのおおかみ)を御祭神とする、和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社は、平成30年の干支(えと)「戌年(いぬどし)」にちなみ、今年12月15日~来年3月25日の間、「御神犬2頭のイメージキャラクターデザイン」を募集する。最優秀作を活用して、同神社や高野山真言宗総本山金剛峯寺などのある、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を、全世界にアピールしたい考えで、丹生晃市(にう・こういち)宮司は「ぜひ素敵な作品をお願いします」と呼びかけている。
高野山開創縁起や今昔物語では、丹生都比売大神の御子、高野御子大神が、白黒2頭の犬を連れた狩人に化身し、弘法大師・空海の前に出現、放った2頭の犬が高野山へ導いたとされる。同神社では来年の「戌年」に合わせて、この神聖な逸話をもとに「誰からも親しまれ、長く愛される、白黒2頭のご神犬」をイメージした作品を公募。12月16日(土)午前10時頃には、ご神犬「すずひめ号」のお披露目も、同神社で予定されている。
審査員は漫画家・岡野玲子(おかの・れいこ)さん、大阪芸術大学の永坂嘉光(ながさか・よしみつ)教授、高野山真言宗の添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長、島精機製作所の島正博(しま・まさひろ)代表取締役会長=順不同=らで、丹生宮司が審査委員長を務める。
最優秀賞1点 副賞10万円(または同額の図書券)、優秀賞1点 同3万円(同)、佳作・若干名 同1万円(同)、ジュニア賞1点 同1万円相当の図書券。但しジュニアは応募時点で中学生以下が対象。
入賞作は4月中旬に決定し、受賞作と受賞者氏名は、丹生都比売神社ホームページで発表。受賞者には文書でも通知される。
採用作品は、神社広報の各種印刷物や授与品、丹生都比売神社の活動、世界遺産の広報や地域振興に活用。応募要項などの詳細は、「丹生都比売神社ホームページ」に掲載されている。
写真(上)は丹生都比売神社のご神犬「すずひめ号」(紀州犬)。写真(中、下)は同神社のおみくじ犬。