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紀北工高4年連続V7!マイコンカーラリー近畿大会
和歌山県橋本市の県立紀北工業高校は、第19回マイコンカーラリー近畿大会・アドバンスクラス団体の部で4年連続7回目の優勝、ベーシッククラス団体で初優勝、両クラス個人の部でも優勝を飾った。両クラス団体、両クラス個人のダブル優勝は初めての戦績で、顧問の中岡進(なかおか・すすむ)教諭は「部員・生徒たちの研究・努力の賜物です。さらに研鑽を積ませたい」と張り切っている。
近畿工業高校長協会、同実行委員会の共催で、大会は11月26日、兵庫県神戸市の市立科学技術高校で開催。紀北工業高校・ものづくり部と課題研究授業の部員・生徒たちが参加した。
両部門ともそれぞれ6人が独自製作したマイコン搭載の車(ロボット)各6台を出場させ、ライン上(1周50メートル)でのスピードを競った。
上級者が性能・スピードを競うアドバンスクラスでは、2年生の日高勇貴(ひだか・ゆうき)さんが優勝、木村裕貴(きむら・ゆうき)さんが4位、3年生の宮本喜充(みやもと・よしみつ)さんがベストタイム賞、木村直利(きむら・なおと)さんと半浴菖太郎(はんさこ・しょうたろう)さんがベスト8位に入賞。
初心者が競うベーシッククラスでも、3年生の富岡亮佑(とみおか・りょうすけ)さんが優勝、1年生の正木克実(まさき・かつみ)さんが3位入賞を果たした。
この好成績により、アドバンスクラスの日高さんと木村さん、ベーシッククラスの富岡さんの3人は、来年1月6・7日、東京都八王子市の日本工学院八王寺専門学校で開かれる「ジャパンマイコンカーラリー全国大会」に出場することが決定した。
マイコンカーラリーは、車に搭載したコンピュータに走行ラインの直線、曲線に応じてスピード調整するプログラムを入力。ひたすら電池エネルギーとモーターでスピードを競う。
中岡教諭は「全国大会は強豪揃いであり、コースアウトしないよう、車の軽量化やスピード制御のプログラミングが大切です」と話し、日高さんは「近畿大会では車への愛情や、勝とうという熱意が実を結びました。さらに車の改良や、プログラムの工夫を重ねて、全国優勝を目指したい」と誓っていた。
写真(上、下)は第19回マイコンカーラリーで優勝を飾った県立紀北工業高校・ものづくり研究部員ら。写真(中)は近畿大会で大活躍した同校ものづくり研究部のマイコンカー。