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台風被害「やどり温泉」営業再開へ♪配管や土砂除去

超大型台風21号による土砂流入被害で、臨時休業中の和歌山県橋本市北宿の玉川峡(紀伊丹生川右岸)にある、温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」は、11月17日(金)頃の営業再開を目指して、土砂除去や清掃、給水パイプ設置作業に取り組んでいる。関西の自然の奥座敷・玉川峡は、今、絶好の紅葉・黄葉シーズンを迎えており、西裕生(にし・ゆうき)社長は「なるだけ早く温泉と食事と、秋の玉川峡を楽しんでもらいたい」と頑張っている。
台風21号は10月22日、紀伊半島沖を東北東に通過。このときの豪雨により、「やどり温泉いやしの湯」の裏山の谷水が溢れて、土砂の一部が敷地内に流入。浸水により地下1階のエレベータの機器類が故障した。
このため、西社長や従業員らは、スコップなどで施設周囲の通路から土砂を除去。一部浸水した施設内を清掃。11月13日から給水パイプ(長さ約10メートル)の設置作業を実施。これが完成すると、地下エレベータは停止中だが、17日(金)から営業を再開。1階の温泉入浴や「おかん’s Cafe」での飲食が楽しめることになる。
一方、今回の台風では、紀の川・橋本橋付近から、「やどり温泉いやしの湯」経由で、高野山にのぼる国道371号が、土砂崩れなどで通行止めとなったが、今は車両通行OK。
ただ、同県九度山町の南海高野線・九度山駅付近の交差点から、高野山や同温泉に向かう国道370号は、赤瀬橋付近の土砂崩れのため、全面通行止め。当分の間、やどり温泉へは国道371号を利用することになる。
玉川峡(紀伊丹生川)は今後、紅葉・黄葉の彩色がさらに濃くなり、初冬の散紅葉(ちりもみじ)の風情が楽しめる。
西社長は「このたびは自然災害とはいえ、温泉ファンや予約の方々に、大変ご迷惑をおかけしました」とお詫び。「幸い温泉施設の内部被害はなかったので、これまで通り、ゆったりと癒しの時間を過ごせます」と話していた。
「やどり温泉いやしの湯」の入浴料金は大人(中学生以上) 610円、小人(3歳以上、小学生以下)300円。食事は例えば「やどり名物・唐揚げ定食」850円。宿泊料金(2人以上)=夕食、朝食付き=1人9900円から。
営業は金、土、日、月曜日と祝日の午前11時~午後9時(最終受付同8時)。問い合わせは「やどり温泉いやしの湯」(電話0736・32・8000)。
写真(上)はますます色濃くなる玉川峡の紅葉と「やどり温泉いやしの湯」。写真(中、下)は紅葉と玉川の清流。


更新日:2017年11月14日 火曜日 00:00

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